2024/01/25
コラム
塗り替えのタイミングについて、一般的に「10年毎に行うのが良い」といわれています。
なぜ10年毎なのでしょうか?その理由や、塗り替えのメリットなどを詳しく解説します。
日本の住宅のおよそ8割は、窯業系サイディングボードを使用しているといわれています。
このサイディングボードはセメントを主成分につくられているため、本来は防水性能がありません。
そこで工場で塗装して防水性を上げているのですが、この防水性は徐々に失われ、5~7年後にはかなり低下した状態になります。そのため、目安として「塗り替えは10年毎」とされているのです。
塗り替えのメリットは、主に2つあります。
家族が快適に住める家をつくるために、10年を目安に塗り替えを検討してください。
雨が住宅内に侵入しないように、外壁は防水性のある塗膜で守られています。しかし経年劣化するため、塗り替えせずに放置していると「室内に雨漏りが起きた」という事態になりかねません。
塗り替えれば防水性が復活するので、雨水の侵入防止に役立つでしょう。
外壁は常に天候の影響を受けているため、色あせや劣化が起こりがちです。
塗り替えをすれば、新築同様の美しさに戻るでしょう。
また、塗り替えをきっかけに色やデザインを変えると、家全体の雰囲気を一新できます。
塗り替えは、一般的に「10年毎に行うのが良い」といわれています。しかし時には、10年経たずに塗り替えたほうが良いこともあります。
外壁を触ったとき、手に白い粉がついたことはありませんか?
これは「チョーキング」と呼ばれる現象で、劣化のサインをあらわします。
放置していると、外壁がひび割れたりカビが発生したりすることがあるのでご注意ください。
塗膜に問題がないように見えても、外壁が色あせているなら塗り替えのタイミングです。
外壁の色褪せは、塗膜劣化のサインです。放置していると雨水が侵入しかねないので、早めに業者へ相談しましょう。
「クラック」と呼ばれるひび割れにも注意が必要です。
特に0.3mm以上のクラックが見受けられるなら、早急な対処が望まれます。
塗膜が膨れたり剥がれたりしているのは、塗膜の劣化サインです。このままだと雨水が住宅に侵入したり、ひび割れを起こしたりするかもしれません。
シーリング材が割れたり剥がれたりしていたら、「打ち替え」「増し打ち」で対処しましょう。放置していると雨水が内部に侵入します。
塗り替えをすると、防水性が復活したり、美観を保てたりします。
この機会に色やデザインを変えて、家の雰囲気を変えるのもおすすめです。
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