2024/04/26
コラム
屋根塗装を依頼するとき、どのような工程で作業がすすむのかしっかり確認しましょう。
正しい工程でないと、仕上がりや機能性に影響が及びかねません。
屋根塗装の一般的な工程を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
屋根塗装の工程は、事前準備を含めて13ステップあります。
塗装作業そのものも大事ですが、近隣へのフォローもしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
工事前に、工事の内容や期間などを書いた紙とともに近隣へ挨拶にまわります。
このとき、タオルやラップなど軽い品物を渡すと好印象です。
一般的に、工事の1週間前~前日までに済ませるのがマナーです。
依頼主がおこなうこともありますが、最近では代行してくれる業者が多くなりました。
屋根塗装の場合、屋根より少し上の高さまで足場を組みます。
大きなトラックで資材を運ぶため、トラックの出入りや停める場所にはご注意ください。
足場を組み立てたら、安全対策のため飛散防止シートを設置します。
塗料が飛び散るのを防ぐだけではなく、職人の落下防止にも役立つでしょう。
準備が終わったら、屋根の施工部分を高圧洗浄します。
高圧の水流でホコリやカビなどを落とすと、塗料の接着が良くなるためです。
なお、天気によっては水が乾くまで何日か待つこともあります。
高圧洗浄が終わり、屋根が乾いたら、釘打ち・コーキングの作業に入ります。
屋根塗装と関係がないように思えますが、抜けかけの釘をそのままにしていると板金が飛ばされることがあるのです。
そのため棟板金の釘の状態をチェックして、打ち込んだりコーキングしたりして安定させます。
屋根が欠けたりひび割れたりしていたら、コーキングで補修しましょう。
先に下塗りして、それでも改善できなければコーキングするのが一般的です。
なお、補修では対応不可能なほど劣化している箇所は、屋根材の差し替えで対応することになります。
屋根塗装の作業前に、周辺を養生します。
エアコンの室外機にも専用のカバーがかけられますが、施工中も普段通り使用できるのでご安心ください。
屋根塗装は、一般的に
下塗り→中塗り→上塗り
という3工程をたどります。
下塗り剤は、屋根の状態や素材によって変えていきます。
スレート屋根の場合、縁切りによって屋根材の間に隙間をつくらなければなりません。
タスペーサーは差し込むだけで雨漏り防止できるので、労力的にも費用的にもおすすめの方法です。
刷毛やローラーなどで、選んだ色に近づけていきます。
中塗りの塗料を、再度重ね塗る工程です。
上塗りすることで塗膜の厚みや耐久性が十分に発揮され、見た目の色つやも良くなります。
塗りムラや塗り残しがないか、ひと通りチェックします。
施工箇所はもちろん、塗料の飛び散りにも注意を払い、必要に応じて拭き取ります。
足場の解体など撤収作業をします。
近隣の方へ挨拶もすると、お互い気持ちよく終えられるでしょう。
信頼できる業者と一緒に、美しく機能的な屋根をつくってください。
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