2024/08/30
コラム
マンションの塗装は、防水などの機能性を保つことはもちろん、入居者増加にも欠かせません。塗装すると見た目が新築のように美しくなるので、住みたいと考える人も多くなるでしょう。
では、マンション塗装のメンテナンス時期は具体的にいつでしょうか? 適切な時期や注意点などを解説します。
マンション塗装のメンテナンス時期は、厳密なルールがあるわけではありません。
しかし令和3年度において、およそ7割のマンションが12~15年で塗り替えしていることがわかりました。(国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事 に関する実態調査」による)
平均すると13年が目安ですが、マンションの状態によっては時期が早くなったり遅くなったりすることもあります。詳しくは次の見出しで見ていきましょう。
マンション塗装は12~15年のメンテナンスが推奨されていますが、これはあくまで目安でしかありません。
以下の症状が見られたら、早めに業者に相談しましょう。
外壁に異常が見られたら、塗装メンテナンスのサインです。
放置していると建物内に雨水が入り込み、大規模な修繕が必要になったり資産価値が低下したりするのでご注意ください。
・外壁にヒビ割れがある
・塗装面が膨張している
・塗装面が剥がれている
・シーリング材が劣化している(割れや剥がれなど)
・チョーキング現象が起きている(外壁を触ると指に白い粉がつく)
マンション塗装のメンテナンス時期は、使用した塗料の種類によっても左右されます。
最近では耐用年数の長い塗料が主流になってきていますが、どのような塗料を使用していても、耐用年数が近づいたら合わせて外壁の点検もしてもらいましょう。
・ウレタン塗料:約7年
・シリコン塗料:約12年
・フッ素塗料:約20年
・無機塗料:約25年
マンションでは多くの人が生活しています。
外壁塗装とひと口に言っても、下地補修やシーリング打ち替えなど工事はかなり大きなものになるため、住人たちへの事前連絡が欠かせません。
マンションの規模にもよりますが、工事終了まで数か月かかることも珍しくないでしょう。
後々のトラブルを避けるため、外壁塗装の時期が決まったら、早めに入居者へ通知していください。
伝えるべき内容は以下の通りです。
・工事の内容
・工事開始~終了までの期間
・日々の工事の時間帯
・工事中に気をつけてほしいこと
特に留意したいのは、ベランダがほとんど使えなくなることです。工事期間中は窓やベランダを養生するため、洗濯物が干せなかったり思うように換気できなくなったりします。
外壁の劣化サインを確認したらすぐに業者に相談するのが望ましいですが、悪天候の後などは一度業者に確認してもらうと安心でしょう。
適切な時期にマンションを塗装して、資産価値を常に最大限にキープしましょう。
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