2024/09/19
コラム
防水塗装は業者に依頼するのが一般的ですが、DIYでおこなうこともできます。
DIYで防水塗装をおこなうときの注意点を解説するので、ぜひリフォームの参考にしてください。
防水塗料はホームセンターなどで市販されていますが、業者が使っている防水塗料とは質が異なることがあります。
市販の防水塗料は、単にコーティングするだけなので、下地にしっかり密着せず、施工してもすぐに剥がれることが多いのでご注意ください。
特に、施工部分に割れや浮きが発生している場合、その上からコーティングするのは問題です。DIYするなら、下地の補修を忘れずにおこないましょう。
塗料の種類はいくつもありますが、DIYするならウレタン防水をおすすめします。
ウレタン防水は、塗料を塗り重ねて防水層をつくるのが特徴です。元の形状にとらわれず施工できるため、塗装に関して知識のない方でも比較的扱いやすいでしょう。
しかし、塗料を塗り重ねなければならないため、塗りムラにはご注意ください。
防水塗装をおこなう部分は、歩行する部分でもあります。
時には「塗って間もないけれど、この部分を歩かないと奥側を施工できない」などという場合もあるでしょう。
防水塗装が乾いていない段階で歩くと、防水層がめくれてしまうかもしれません。しっかり乾燥させてから歩行するか、あるいは摩耗対策を十分におこなったうえで歩いてください。
DIYに限らず、業者による塗装にも言えることですが、防水塗装をする際は十分に換気しましょう。
窓を開けたり換気扇をつけたり、あるいは手袋や防毒マスクなども対策になります。
換気が不十分だと体調に悪影響をきたすかもしれません。また施工部分も乾きにくくなるのでご注意ください。
DIYで防水塗装する方の多くは「自分で施工したほうが安く済むから」と言います。
確かにDIYなら職人の人件費などがかからない分、リーズナブルに済むでしょう。
しかし知識のない方がDIYすると失敗のリスクがかなり高いです。
防水塗装は失敗するとやり直しにかなりの手間がかかります。施工された防水層をすべて撤去したうえで、一からやり直さなければならないため、結果的に費用が高くついてしまうのです。
DIYの後、成功か失敗かは、素人にはなかなか判別できないものです。雨漏りしてようやく「自分のDIYが失敗だったと気づいた」という方も多いですが、それだと手遅れです。防水塗装のやり直しどころか、建材ごと交換しなければならないため費用は莫大になります。
費用や労力などのリスクを防ぐためには、DIYではなく業者に依頼するのが一番です。今後のメンテナンスのことまで相談できるような、良い業者を見つけてください。
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