2025/06/16
コラム
台風や地震、大雨などの自然災害の後、家の外壁は見えないところでダメージを受けていることがあります。見た目が無事でも、ひび割れや防水性能の低下が進行しているケースも少なくありません。放置すれば雨漏りや建材の腐食につながる恐れも。そこで今回は、災害後にチェックすべき外壁のポイントと、見落としがちな劣化サインを詳しく解説します。住まいを守るために、早期点検と適切な対応を心がけましょう。
台風や暴風では、飛んできた枝やゴミ、瓦などが外壁に衝突し、目に見えるキズや凹みを作ることがあります。軽微な傷でも塗膜が剥がれれば劣化が進行します。
大きな揺れの後は、壁の継ぎ目や窓まわりなどにひび割れが発生することがあります。髪の毛ほどの細さでも、水の侵入口になるため早期発見が重要です。
目視で外壁全体を確認し、縦・横・斜めのクラックや、壁材が浮いているような箇所がないか注意して見ましょう。特に窓まわりやコーナー部は劣化が出やすい箇所です。
外壁を手でなでてみて白い粉がつくようであれば、塗膜が劣化しているサインです。災害後の加速劣化の可能性があるため、注意が必要です。
外壁の目地やサッシまわりのシーリング材が硬化してひび割れていたり、剥がれが見られる場合は、防水性が落ちています。放置すれば雨漏りのリスクが高まります。
外壁の裏側や高所など、見た目では分からない部分まで専門機器で診断できるのがプロの強みです。点検結果は報告書で可視化されるため安心感があります。
軽度の劣化段階で補修すれば、費用も抑えられ、大規模な工事を避けることができます。特に保険適用となるケースでは、早期診断が重要な判断材料になります。
自然災害による外壁被害は、火災保険の対象になる場合があります。見積書や写真など申請に必要な書類を用意してくれる業者なら、手続きもスムーズです。
見た目に異常がなくても、内部の防水層や下地に影響が出ていることもあります。年に一度は点検を受ける習慣をつけると、安心して暮らせます。
コーキング材を自己判断で塗り足すなどの応急処置は、逆に水の逃げ道を塞いでしまい、内部に被害を広げる恐れも。専門業者に相談しましょう。
ご近所で外壁の補修や点検が行われている場合、自宅も同様の環境下にあるため、同じような被害が出ている可能性があります。
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