2025/09/26
コラム
塗装工事を検討する際、ほとんどの方が最初に目にするのが「見積書」です。しかし、見積書の内容をしっかり読み解かないと、後々「追加料金が発生した」「思っていた内容と違った」といったトラブルに発展することも。この記事では、塗装業者だからこそわかる「正直な見積書」と「ごまかし見積書」の違いを解説。後悔しないためにも、見積書の見極め方を事前に押さえておきましょう。
足場代・高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗り・養生・付帯部塗装(雨樋や軒天など)といった各作業ごとの費用が明記されており、「一式」では済まされていないのが特徴です。
「シリコン塗料」などの抽象的な表現だけでなく、「日本ペイント:パーフェクトトップ」など具体的な製品名が記載されていれば信頼性が高い見積書といえます。
「外壁塗装:○○㎡」「養生:○○㎡」など、実測に基づいた数量表記があると、透明性の高い内容だと判断できます。
「外壁塗装一式」「養生一式」など、一式表記が多すぎると内容の確認が難しく、実際にどこまで対応してくれるのか不明瞭なケースがあります。
「高級塗料使用」や「耐久性の高い塗料」など、具体名がなく根拠も不明な表現には注意が必要です。グレードやメーカーを聞いても曖昧な返答をされる場合は要警戒です。
相場より極端に安い見積もりは、必要な工程を省略している、もしくは後から追加請求が発生する可能性があります。「安い=お得」とは限りません。
「洗浄 → 養生 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」といったように工程の流れが記載されていると、しっかりした施工を前提に作成された見積書だといえます。
「施工後○年保証」など保証の有無や範囲について触れられている見積書は、信頼できる業者の証です。口頭ではなく、文書に残されているかが重要です。
「雨樋」「破風板」「換気フード」「ベランダ防水」など、塗装以外の周辺部についても明記されていれば、後から「それは別料金です」と言われる心配も減ります。
2~3社から見積もりを取り、内容を比較することで適正価格や相場感がわかります。特に、明細の細かさに注目しましょう。
専門用語や表現がわからなければ、必ず業者に確認を。丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
最近では、NPO法人や市区町村の住宅相談窓口が無料で見積書を診断してくれるケースもあります。不安がある場合は積極的に利用してみましょう。
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