2026/02/06
コラム
屋根塗装の耐用年数は、塗料の種類や施工技術だけで決まるわけではありません。実は、日当たりの悪さ=“影”の存在が塗装の寿命に大きく影響することをご存知でしょうか。影がもたらすのは「紫外線からの保護」ではなく、湿気・藻・カビといった劣化リスクの温床です。
本記事では、屋根塗装の耐久性を左右する“影”の正体と、その対策法について詳しく解説します。
ウレタン、シリコン、フッ素など、塗料にはさまざまな種類があり、耐用年数にも違いがあります。フッ素塗料であれば15年超の耐久性がある一方、ウレタン塗料では7~10年が目安とされます。
適切な下地処理がされていなければ、どれだけ良い塗料を使っても長持ちしません。洗浄・ケレン・下塗りといった工程が丁寧に行われるかが重要です。
海風による塩害、強い紫外線、積雪など、立地によって劣化スピードは大きく異なります。その中でも見落とされがちなのが、「影」の存在です。
建物の北面や隣家との隙間など、日が当たりにくい場所は湿気がこもりやすくなります。これが藻やコケ、カビの原因となり、塗膜を早く劣化させてしまいます。
一見、日光にさらされないことで劣化が遅れるように思えますが、湿気による生物汚染の方が塗料には致命的。特に水性塗料の場合は、乾燥しにくい環境での耐久性が落ちやすくなります。
日が当たる部分と当たらない部分で温度差が生じると、塗膜や素材の膨張・収縮に差が生まれ、ひび割れや剥離の原因となることがあります。
湿気がこもりやすい環境では、防藻・防カビ機能を備えた塗料を選ぶことで長寿命化が可能になります。塗料メーカーによっては、特に北側対策に強い塗料もあります。
新築や増改築時であれば、風通しを意識した構造設計がポイントになります。すでにある建物でも、軒の出を工夫するなど、湿気がこもらない工夫は可能です。
影の多い箇所は、塗り替えのタイミングに限らず、年1回程度の洗浄や点検を行うことで、藻・カビの発生を未然に防げます。
塗装の劣化が影響を受けやすい部分に集中している場合は、全面塗装よりも部分的なメンテナンスを早期に行う方が、結果として長く保てることもあります。
影になっている屋根部分の状況は、地上からは見えにくいものです。高所カメラやドローンを活用して早期に異常を発見する方法も一般化しつつあります。
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