2022/11/30
コラム
建物の外壁や屋根は、雨や日光によって年数を経るにつれ劣化していきます。
建物の中でも直接雨や日光の影響を受ける屋根を守るためにも、屋根塗装を行うことはとても重要です。
今回は屋根塗装でできることと、できないことについてご紹介します。
屋根塗装でできることには次のようなものがあります。
・防水性の回復
・美観の回復
・防苔、防カビ
・遮熱、断熱効果の向上
塗装を行うことで、防水性を持つ塗膜が屋根材の上部に張られる状態となり、屋根の防水性能を回復することができます。
雨風や日光によって屋根が傷み塗膜が破損すると、屋根材に水が染み込んでいき、建物の劣化の促進や雨漏りの原因となります。
雨漏りが発生してから塗装を行っても雨漏りを直すことは出来ませんので、雨漏りが発生する前に屋根塗装を行い、防水性能を高めておくことがポイントです。
屋根の防水性が低くなると汚れが付きやすくなり、湿気が多いと苔やカビが発生し外観が損なわれてしまいます。
塗装を行うことで外観の美しさを維持、回復することができます。
性能の高さに違いはありますが、基本的に塗料には苔やカビを防ぐための薬剤が含まれており、塗装を行うことで防苔や防カビの効果があります。
防苔や防カビによって、美観の維持はもちろん、建物の劣化を防ぐことができます。
屋根に直接太陽が当たると、赤外線の吸収によって熱が上がり、屋内にもその熱が伝わります。
塗料には遮熱や断熱成分が含まれているので、塗装を行うことで遮熱や断熱効果を高めることができます。
屋内の温度を保つため、屋根塗装は住空間の快適性を上げる上でも重要な役割を持ちます。
屋根塗装では以下のことはできないので注意が必要です。
・雨漏りの修理
・クラック(ひび割れ)補修
雨漏りは屋根塗装では回復することはできません。屋根の建材の継ぎ目にひびが入ると雨漏りが発生します。
塗装を行ってもひび割れによって塗膜が破損しやすくなっており、一時的に雨漏りが止まっても、しばらくするとまた雨漏りが起きてしまいます。
ヘアクラックと呼ばれる0.3mm未満の小さなクラックであれば、塗装によって外観の回復や建物の機能を回復することができます。
しかし、それ以上のひび割れが起きている場合、塗装を行ってもひび割れの影響で塗膜は破損しやすく、塗装の効果は落ちてしまいます。
ひび割れは建物の劣化と共に大きくなるので、充填施工による補修が必要となります。
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