2023/01/04
コラム
建物の外壁塗装は10年ごとに行うのがベストだとよく耳にします。
しかし本当に10年ごとに外壁塗装をしなければならないのでしょうか?
本記事では、そんな外壁塗装についての疑問についてお話していきます。
塗装を行っている業者に外壁塗装の寿命は何年か聞くと、ほとんどの塗装業者が「10年で塗りなおした方がいい」といいます。しかしすべての塗料が10年で寿命を迎えるわけではありません。
実は、外壁塗装に使用されている塗料の種類によって、塗装の寿命は変わってくるものなのです。塗料によっては寿命が10年未満のものもあります。こうした理由で外壁塗装は10年ごとに行うのがベストといわれているのです。
確かに10年は長い期間のような気がしますが、実際には意外とあっという間に過ぎてしまう年月でもあります。しかし自宅の外壁の塗料の寿命は一般的にはわかりにくいものです。
外壁塗装の劣化を確かめるには、外壁を指で触ってみてください。外壁を触った指に白い粉がついたら外壁塗料が劣化している証拠です。これは『チョーキング』現象といい、塗料が劣化して剥がれ落ちているために起こります。
この現象が起こった状態を放置するのは危険です。たとえ10年未満であってもなるべく早く外壁塗装を行ってください。
また、外壁に使用されている塗料によっても寿命が違うので紹介します。
ここでは外壁塗料の種類と特徴と寿命を紹介するので、外壁塗装を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
一般的な塗料の代表として「アクリル塗料」がありますが、アクリル塗料の寿命は3年~5年程度です。なのでアクリル塗料が使われている場合には、チョーキング現象を発見したら塗り替えするのがベストです。
特徴としてはカラーバリエーションが豊富で、個人でDIYなどに利用するケースが増えています。価格が安いですが紫外線に弱いです。
ウレタン塗料も価格が安くコストを抑えられる塗料ですが、耐用年数が5年~8年と短いのが難点です。使い方によっては非常に優れていますが、紫外線に弱いため外壁や屋根には向いていません。
耐久性が高い塗料でもっともコストを抑えられます。耐久年数は7年~10年と若干長めです。汚れに強く水にも強いため、コストを抑えて耐久年数を伸ばしたい方におすすめです。
シリコン塗料より耐久性が高く、汚れを自然に落とす力があります。耐久年数が15年~20年と長いですが、デメリットは次回の塗装に費用がかかる点です。
セラミックを樹脂に混ぜて作っている高額な塗料です。断熱性・遮熱性が高く魔法瓶のような家づくりをしたい方に人気です。耐用年数は10年~20年となっています。
実はセラミック塗料は混ぜる樹脂によって耐用年数が変わるため、信頼できる業者選びから行う必要があります。
この記事が、今現在外壁塗装の塗り替え時期で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
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