2022/11/24
コラム
塗装工事において、養生作業はとても重要な作業です。
塗装工事の仕上がりは、下処理4割、養生作業4割、塗装2割といわれ、養生作業の出来によって仕上がりに大きく影響することがわかります。
今回は養生についてご紹介します。
養生は「ようじょう」と読みます。塗装工事の際に塗装しない箇所を、養生ポリシートやビニールシート、メッシュシート、マスカー、布テープ、マスキングテープなどで覆い、外壁の汚れや塗料から建物を守ることです。
「建物の保護」を目的とした作業工程の一つで、本作業前に施し納品時にはすべて撤去するのが原則です。
養生作業がしっかり行われる事によって、塗料の飛散事故を防ぎ、塗装作業の効率を高めることができます。
養生作業の質の高さが、塗装工事の出来に大きく影響します。
塗装を行わない箇所に塗料が飛散しないよう防止することが、養生の大きな役割です。塗装を行う建物だけではなく、周りに飛散しないように養生作業はしっかりと行われます。ご近所トラブルにもつながる可能性があるので、養生はとても重要です。
塗装工事を行うと、塗料が地面や壁に落ちたり垂れたりします。塗装を行わない箇所に塗料が付くと、シンナーや剥離剤などを使った掃除が必要となり、汚した箇所の清掃に工数が発生してしまいます。
そうした不要な工数を発生させないためにも、養生作業は必ず工程の中に入れられています。
窓枠など塗装が不要な部分に、塗料が付かないように専用テープを使い養生し、塗装する箇所との境目を作ります。
境目を丁寧に養生することできれいな仕上がりになります。
養生には次のような注意点があります。
塗装工事中は、養生作業によって窓枠やサッシなどが固定され、窓を開けることができないことがあります。
建物全体を特殊なビニールで覆うため、洗濯物を外で干せなくなるといった点にも注意が必要です。
どうしても開閉したい窓がある場合、事前に塗装会社に相談を行うようにしましょう。
塗装工事中は建物全体がビニールで覆われるため、普段よりも日当たりが悪くなります。
一般的には2~3週間日当たりが悪い状態となるので、それをふまえた上でケアするのが良いでしょう。
塗装工事を依頼する際は、養生について理解し、きちんと対応する会社か確認することも重要です。
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