2023/01/10
コラム
新築の住宅に引っ越してきてから体調が悪い、子供が喘息になってしまった!といった現象が頻繁に起こっていた時期、政府はホルムアルデヒドなどが人体に悪い影響を及ぼすとして、壁紙などの内装に使われる建材に厳しくなりました。
最近は低ホルムアルデヒド住宅が増えたため、あまり聞かなくはなりましたが、これと同じようなアレルギー症状が外壁塗装でも起きているようなのです。本記事では外壁塗装とアレルギーの関係についてお話しします。
外壁塗装で使われる塗料には、油性と水性の2つのタイプがあります。油性のアレルギーにはシンナーなど刺激が強いものが使われており、その刺激でアレルギー症状が出る方もいるようです。
もちろんすべての方が外壁塗装の塗料によってアレルギー反応を起こすとは限りません。しかし外壁塗装の塗料によってアレルギーが引き起こされる方がいるのは事実として受け止める必要はあります。
外壁塗装の塗料が原因でアレルギーを起こした場合の症状についてお話しします。
外壁塗装の塗料は低刺激でも刺激がまったくないわけではありません。もし気管支が弱い方が刺激の強い外壁塗料を使った家に入って生活すれば、のどに痛みを感じても不思議ではありません。
アレルギーを引き起こす原因と考えられているのは、シンナーの中にある「VOC」といった成分だとされています。人体は有毒だと判断した場合外に排出しようとする働きがあり、これが咳やのどの痛みにつながっているのかもしれません。
湿疹などのアレルギー症状は免疫と強い関係があります。特定の物質に対して免疫がオーバーしてしまった場合、湿疹などの拒否反応が出てきます。たとえばそれ以前は症状が出ていなくても、突然湿疹が出る可能性もあるのです。
湿疹のタイプは人それぞれですが、小さな水泡のような湿疹が出る方もいれば、蚊に食われたような大きなじんましんが全身に出るケースもあります。
外壁塗装に使用する塗料にシンナーなどの揮発性が高い物質が使われていた場合、めまいを発症する方もいるようです。あまり吸い込んでしまうとアレルギーを通り越して拒絶反応が出る場合もあるようです。
また、吸い込み過ぎるとめまいを通り越して、吐き気は倦怠感などが起こる可能性もあります。
外壁塗装に使用する塗料は独特な臭いがします。それだけでも頭痛を発症する方もいるようですが、問題はシンナーなどの揮発性物質です。最近では少なくなりましたがそれでも敏感な方はアレルギー反応を起こします。
頭痛もひどくなると吐き気につながるため、なんらかの対策が必要になるのです。
刺激の強い物質を吸い込んだり飲み込んだとき、私たちの体は外に出そうとします。このときに咳き込んだりするのが気管支炎や喘息の始まりのケースがあるのです。
特に激しい咳き込みで呼吸が難しくなるケースもあります。
外壁塗装によるアレルギー症状が出た場合には、速やかになんらかの対策を講じる必要があります。その代表的なものが「油性→水性」に変える点です。油性だとシンナーを微量でも使用しています。
しかし水性の塗料の場合はシンナーを使っていないため、アレルギー反応を起こしにくくなるのです。
また、外壁といっても塗装している間は、別の場所に寝泊まりできるようにするといいかもしれません。
ほかにはアレルギー物質を極力抑えた塗料を使うことです。最近は塗料の質も上がっているので業者と相談して塗料を選んでください。
ぜひ健康的に過ごすためにも、外壁塗装で起きるアレルギーについても考慮して塗料を選んでください。
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