2023/01/30
コラム
梅雨の時期、台風シーズン、雪が降る冬など様々な場面で建物は風雨に晒されます。
何も策を講じなければ雨漏りが起こりやすく、様々な問題を誘発します。
それを防ぐために行われるのが防水塗装であり、そこで用いられるのが防水塗料です。
今回は防水塗料についてご紹介します。
防水塗料は、防水機能を高めた塗料であり、柔軟性があるため、ひび割れを防ぎ、しっかりと雨水をガードします。
柔軟性の高い塗料として弾性塗料とも呼ばれますが、防水塗料と同じです。
この弾性塗料にはいくつかの種類があります。
以前までポピュラーだったのがアクリル塗料で、リーズナブルな防水塗料として人気を集めていました。
ただ耐久性の面でやや劣っていたこともあり、耐久性のあるウレタン塗料が人気を集めます。
アクリルに比べると汚れが目立ちやすいのがマイナスですが、特に立ち入ることもあまりないところであれば、ウレタン塗料でも何ら問題はありません。
他にもコスパがいいとされるシリコン塗料、値段こそ高いものの今までの塗料と比べてかなり優れているフッ素塗料もあります。
防水塗料は基本的に風雨に晒される場所に用いられるため、例えば、屋根や屋上、外壁に用いられることがあります。
この場合、屋根・屋上と外壁では防水塗料の用途が異なるのです。
屋根や屋上の場合は雨水をシャットアウトするためにあるため、雨漏りを絶対に防ぐという意味合いがあります。
しかし、外壁に関しては外壁のひび割れを防ぐのが最大の目的です。
雨漏りを防ぐために行うものではなく、外壁の防水塗装だけでは雨漏りは直りません。
近年はDIYブームで自分たちの手でやろうとする人もいますが、できれば業者に任せるのが確実です。
そもそも防水塗料は雨漏りを完全に防ぐために行われるため、どの面も均一に塗られていなければなりません。
しかし、職人の中でも均一に塗ることができない人もいるため、技量が問われやすいのです。
DIYで自信があったとしても、素人が最初から完璧に塗ることは難しく、不格好な形になる恐れもあります。
もちろんプロに依頼すれば人件費がかかりますが、素人が手を出して効果を最大限に出せないのが一番避けるべきことです。
しっかりとした仕上がりのためには、プロに任せるのが確実です。
プロに任せる場合は複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
そして、どの塗料を用いるのかについても吟味を行い、その上で値段の比較を行いましょう。
適した塗料を用いて、適した方法で塗れば基本的には相場の範囲内に収まります。
そして、外壁や屋上、ベランダなどの塗装に長けているかどうかもチェックすべきポイントです。
せっかくプロに任せたのに技量が微妙だったら、何のためにプロに任せたのかわかりません。
安ければいいわけではなく、高い技術で臨んでくれるかどうかは、家を守ることを考えると当然見るべきポイントです。
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