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コラムColumn

2023/03/02

コラム

雨漏りを放置することの危険性について


雨漏りは建物に悪影響になることが多くあります。
長い間放置していると起こるリスクや、雨漏りになる理由を紹介します。

  • 雨漏りを放置した場合のリスク
  • 雨漏りが起きる原因

雨漏りを放置した場合のリスク

雨漏りを放置すると、建物の劣化が急速に進む場合があります。雨漏りが発生するということは、雨水が建物の内部まで浸水しているということです。日本の住宅は水に弱く放置しているとより大きな被害になる可能性があります。

雨漏りを放置することによって、次のようなリスクがある可能性があります。

・シロアリの発生
・建物の強度が落ちる

シロアリの発生

シロアリは湿気の高いところに集まる習性があり、木材が雨漏りにより湿ってしまうと餌になります。木材が濡れることによって白アリが繁殖しやすい環境にあるのです。シロアリを放置していると、建物に大きな影響が出るため雨漏りを放置すると危険です。

シロアリによる主な被害には次のようなものが挙げられます。

・床板や天井板など内装部材を食害する。
・床下の土壌部分まで食い荒らす。
・家全体に被害を及ぼすことがある。

シロアリは一度住み着くと家の構造材をすべて食べ尽くします。そのため家が倒壊しやすくなりますし、住むこともできなくなります。また床下から侵入された場合、基礎部分が破壊されることもあり、建物の土台が破壊されて傾きやすくなったり、最悪の場合は地盤沈下を引き起こすこともあるのです。

建物の強度が落ちる

木材部分まで水分が侵入することによって浸食したり、金属部分においてはサビが発生したりしやすくなります。特に建物を支えている柱が腐食してしまうと、建物の強度に大きく影響があります。
長期間雨漏りを放置すると建物が崩壊する可能性があるのです。

雨漏りが起きる原因

雨漏りが起きる原因として次のものが挙げられます。

・外壁のひび割れ
・サッシまわりの傷み
・コーキング(シーリング)切れ
・軒天の損傷

外壁のひび割れ

外壁には経年変化によるひび割れや欠損が生じることがあります。壁材そのものが劣化してきている状態なので、メンテナンスで補修する必要があります。また、ひび割れは防水性が低下しているため雨漏りの原因にもなりやすいのです。
そのため、定期的に点検して必要に応じて補修することが大切となります。

サッシまわりの傷み

窓枠部分に発生した傷みやへこみのことをサッシまわりと言います。パッキンの劣化や結露などにより発生することが多く、放っておけばサッシ回りから雨漏りする可能性もあります。
特に冬場は温度差が激しくなりやすく、結露も発生しやすくなるため注意しましょう。

コーキング(シーリング)切れ

屋根瓦同士の隙間を埋めている「シーリング剤」が劣化することで起きる現象です。屋根瓦と瓦の間に隙間ができてしまい、そこから雨水などが浸入してくるようになります。
雨漏りの原因となるケースもあり、放置しておくとさらに深刻な事態を招くおそれもあるのです。

軒天の損傷

屋根材であるスレートやカラーベスト、コロニアル、金属サイディングなどは経年劣化により腐食したり穴が開いたりします。その部分が雨水の通り道となってしまうこともあるのです。これがいわゆる雨漏りの正体であり、放置したままだと建物の劣化を加速させる要因となるでしょう。

また、雨樋の破損なども雨漏りを引き起こしやすい原因のひとつとなっています。雨水は重力に従って流れ落ちる性質があるため、傾斜があると下に流れ落ちることになります。つまり、傾斜のある場所に雨樋を設置するとその分だけ雨水が流れ出てしまうことになるのです。

雨漏りを放置していると、木材に浸水、シロアリの発生などにより建物に大きな被害が出る可能性があります。
そのため、雨漏りが見つかったら早めに対処することが重要です。

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