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2023/03/13

コラム

外壁塗装は3度塗りが一般的！その理由と重要性

家の外壁や屋根は10年～15年に1度塗装をしなければなりません。ところで家の塗装は3度塗りが基本だといわれているのをご存知でしょうか。本記事では、外壁・屋根塗装は3度塗りが一般的な理由と重要性を紹介します。

外壁塗装はなぜ3度塗る？

外壁塗装を検討中の方は、外壁塗装が3度塗りが一般的と聞くと、費用が高くなると思うかもしれません。ここでは外壁塗装で3度塗りをする理由を紹介するので参考にしてみてください。

実は意外だと思うかもしれませんが、塗料メーカーが屋根や外壁塗装用の塗料は3度塗りするのを推奨しています。経験のある方もいるかもしれませんが、DIYで塗料を塗るときに1度塗った状態ではキレイに塗れません。

屋根や外壁塗装用の塗料も同じで、より美しい仕上がりにするためには3度塗った方がいいのです。

外壁塗装を3度塗りする工程と役割

外壁塗装を行うには「下塗り」「中塗り」「上塗り」を行います。ここではそれぞれの工程とその役割を紹介します。

下塗りとその役割

下塗りには下塗り剤を使用します。外壁塗装を行う前に洗浄や調整を行いますが、その上に下塗り剤を塗ることにより、表面を滑らかにして発色をキレイにしてくれます。

一般的に上塗りの発色を、より美しくするために白・透明・クリーム色などの色を塗っていくのが一般的です。下塗り剤にはタイプがあり、ひび割れを滑らかにするタイプや外壁を強化するタイプもあります。

油性・水性・シーラー・フィラーや乾燥時間が短いものなど、用途によって種類も豊富です。

中塗りとその役割

下塗りで整えた土台に行う中塗りには、防水性などの機能をプラスさせることも可能です。また、塗膜に厚みを出して色ムラを出にくくする役割や、強度を高める役割があります。

中塗りを行えば、下塗りの表面をさらに滑らかにできるため、上塗りをする際に色にムラができるのを防げます。

上塗りとその役割

中塗りが完全に乾いたら、最終的に行うのが上塗り(3度目)です。3度塗ることでさらに塗膜の厚みが増し、強度・防水性がアップします。また、塗料の発色もよく希望通りの外壁になります。

塗料の種類によっても変わりますが、選ぶ塗料や色によっては塗膜が長持ちするため、次の塗装までに10年～15年の余裕ができます。

外壁塗装の3度塗りにかかる日数

下塗りの塗料が終わったら、乾燥するまで中塗りはできません。しっかり乾燥させなければ次の塗料を塗るときに、塗料がはげたりよれたりする恐れがあります。そのため、外壁塗装には乾燥時間も考慮しなくてはなりません。

しかしながら、一般的な下塗りの塗料は1日で乾燥する塗料が多く、下塗りから上塗りまでにかかる日数は最短3日で終わります。ただし、乾燥しやすい塗料といっても塗装時期によっては乾きにくいケースもあります。

たとえば、4月～7月は日本では雨期にあたります。この時期に外壁塗装をすると、乾燥までに時間がかかってしまいます。そのため、乾燥した時期を狙って外壁塗装を依頼してください。

3度塗りは塗料の組み合わせも大事！

下塗り・中塗り・上塗りに使用する塗料は同じものではありません。下塗りには下塗り用を使用し、中塗りには中塗り用塗料を使用します。実はこのとき選ぶ塗料の選び方も非常に重要です。

塗料の発色・持ち・機能性は、塗料の原料によって大きく変わります。もちろん機能性が高く長持ちする塗料は費用もかかります。しかし安いからダメというわけでもありません。

たとえば、リフォームを予定しているのであれば、リフォームするまでの間持つ塗料を選ぶ方もいます。リフォームするときに新たに外壁塗装を本格的に行えばいいからです。

このように、どのくらいその家に住むのかといった状況やこだわりによって、使用する塗料を選ぶのも重要なポイントなのです。

足場を設置する際の注意点

足場を設置する前に、いくつか気を付けておかなければならない点があるので紹介します。まずは足場を組む場所に置いてあるものをどけます。どの部分をどければいいのかは業者に聞いてください。

また、ペットを屋外で飼っている場合は室内に移動するか、塗料の飛散や臭いが気にならない場所に移動します。近隣への挨拶は業者が行ってくれますが、のちのトラブルを避けるなら一言かけてもいいかもしれません。

他には業者が来る間は万一を考えて戸締りはしっかりとしておきましょう。