2023/03/22
コラム
外壁塗装を行う際には、塗装箇所によって塗料を変えることになります。
同じ外気に晒されるところでありながら、場所によって状況が異なるためです。
この場所ではこの塗料、あの場所ではあの塗料というように、塗料を変えていくことに。
この記事では、塗装箇所で変える塗料の種類についてご紹介します。
そもそも塗装は見栄えをよくするために行うこともあれば、水を通さないようにするために行うこともあります。
単に塗料を塗るだけでなく、塗料に色んな性質を持たせて塗ることで、様々な効果をもたらすことができるのです。
例えば、屋根は雨などの影響を受けやすい場所で、外壁に比べると劣化が激しくなりやすい場所です。
一方で外壁は見た目に劣化が見えやすく、汚れも目立ちやすい場所となります。
屋根に関しては見栄えはさほど関係なく塗料選びができる一方、外壁は周辺にも影響を与えるため、慎重な色選びが求められます。
このように色んな性質を持たせられる塗料は、場所によって塗料選びに大きな影響を与えるのです。
外壁塗装ではアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などが塗料の対象となります。
足場を組んで塗ることを考えると、できれば1回の外壁塗装で長持ちさせるのが理想的です。
かといって、お金がかかると家計に負担をかけることにつながります。
それらの天秤をかける中で、例えば最も安く耐用年数が短いアクリルや費用も耐用年数も程々なシリコンなど候補が出てきます。
エコロジーという観点ではナノテクノロジー塗料もありますし、同じアクリルでもアクリル成分100%にすることで耐用年数を一気に伸ばすことも可能です。
外壁塗装は見た目の問題と機能性の問題、そして費用面を加味して選んでいくことになります。
屋根塗装で用いる塗料も基本的にはアクリルやウレタンなど、塗料そのものの種類は外壁塗装とさほど変わりません。
しかし、外壁塗装と違い、屋根塗装は見た目のことは考えなくていいため、安いものを選んだとしてあからさまに分かることは少ないです。
問題は耐久性なので、その場しのぎの塗装になってしまう可能性も生じます。
また屋根塗装の場合はツヤの有無も重要な要素になります。
ツヤがあることで塗装の表面をコーティングし、汚れが付着しても雨で洗い流すことができます。
外壁であれば定期的に掃除を行うこともできますが、屋根はなかなか定期的に掃除をするのが難しいです。
雨で洗い流せるのは親水性があるからで、常に屋根をきれいにするには親水性の高い塗料を用いることも必要です。
このツヤにも細かな種類があり、ツヤの強いものもあれば、ツヤを控えめにしたものもあります。
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