2023/04/21
コラム
まず結論からお伝えすると、住宅における外壁塗装では塗料の耐用年数満了前に必ず、メンテナンスをおこなうことが重要です。
この記事では、初めて住宅の外壁塗装メンテナンスを検討している方に向けて、耐用年数はどのくらいなのか、なぜメンテナンスしなければならないのかなどをお伝えします。
なお、耐用年数やメンテナンスの必要性も重要ですが、メンテナンスのサインを見逃さないことも大切です。
外壁劣化のサインを見逃さないことで、対処法も見えてきます。
外壁塗料の耐用年数は、一般的に10年〜20年が目安であるといわれています。
しかし、最大で20年という耐用年数はあくまでも目安です。
耐用年数は、天候や住宅の立地条件によっても変わってきます。
雨や台風が多い地域や外壁に直射日光が当たってしまい、紫外線の影響を直接受けてしまうような立地などでは耐用年数が短くなることがあるからです。
耐用年数満了前に外壁の腐食や雨漏り防止のためにメンテナンスをおこなう必要があります。
そのためには、住宅の外壁が発する劣化のサインを見逃さないことが大切です。
住宅の外壁が発する劣化のサインは、以下のとおりです。
●チョーキング
●ひび割れ
●カビやコケ
外壁をチェックして劣化のサインが現れていたら、メンテナンスのタイミングがきたということです。
劣化のサインを放置してしまうと、外壁内部の腐食や雨漏りにもつながります。
劣化のサインを見つけたら、耐用年数が過ぎていなくても外壁材の交換や塗料の塗り替えをおこなう必要があるでしょう。
チョーキングは、外壁塗装が白く粉状になる現象を指します。
これは、外壁塗装の塗膜が薄くなって塗料に含まれる顔料が露出してしまっている状態です。
外壁を触ったときに白い粉がつく場合は、チョーキングが進行している証拠です。
チョーキングを放置してしまうと外壁の防水機能が失われ、外壁内部に雨などが侵入するようになってしまいます。
すぐに塗装の塗り替えをしなければならないというわけではありませんが、外壁塗装の耐用年数が近づいていると考えたほうがいいでしょう。
外壁材や塗装にひび割れが入る現象を指します。
浅いひび割れをチェッキング、深いひび割れはクラッキングと呼ばれることが多いです。
ひび割れを放置すると塗装がはがれたり、ひび割れから雨が侵入してしまうなどの危険があります。
ひび割れが発生したら、早急に補修と外壁塗装の塗り替えをおこないましょう。
外壁にカビやコケが発生している場合も要注意です。
これは、すでに繁殖してしまっている状況なのでサイディングと呼ばれる外壁の仕上げ材が傷んでいる可能性があります。
カビやコケが発生していると住宅が劣化してしまうだけでなく、アレルギーやシックハウス症候群の原因にもなりかねません。
住宅の外壁でカビやコケを見つけたら、できる限り早くメンテナンスをおこないましょう。
外壁塗料における耐用年数の3つのポイントは以下のとおりです。
1.塗料の耐用年数満了前に必ずメンテナンスをする
2.外壁塗料の耐用年数は、一般的に10年〜20年
3.外壁が発する劣化のサインは、チョーキング・ひび割れ・カビやコケ
外壁塗料の耐用年数を伸ばすには、劣化のサインを見逃さずにメンテナンスをおこなうことが大切です。
本記事を参考にぜひ、ご自身の住宅外壁のセルフチェックをおこなって外壁塗料のメンテナンスをできる限り早くおこなってください。
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