2023/06/19
コラム
外壁材は、家の雰囲気を左右する大事なパーツです。
種類もたくさんありそれぞれ特性が異なるので、「デザイン性重視」「機能性重視」など、ご自身の要望に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
外壁材の主な種類を7つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
窯業系サイディングは、近年さまざまな住宅に採用されています。
さまざまなデザインがありますが、工場で量産できるのでリーズナブルに施工可能です。
耐火性には優れていますが、カビや苔、色あせが起きやすいのでご注意ください。
金属系サイディングは、新築住宅を中心に人気のある外壁材です。
重量を感じる雰囲気ですが、実際は軽量なので耐震性の観点からも注目されています。
傷がつくとそこから錆びてしまうので、気になることがあったら、できるだけ早く業者に相談しましょう。
木質系サイディングは、木材特有のあたたかな雰囲気が特徴です。
ただ、木目をきれいな状態で維持するためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。一般的なメンテナンス期間は8~10年ですが、環境や天候によってはそれよりも高い頻度で業者を呼ぶことになるかもしれません。
樹脂系サイディングは、特に欧米で広く取り入れられています。
凍害や塩害に強く、色あせもしにくいので、寒い地域では特にメリットを実感できるでしょう。
ただ日本では、施工できる職人はそれほど多くありません。
ひと昔前まで、住宅の外壁材はモルタルが主流でした。
アーチなどデザインが比較的自由なので、オリジナリティのある外観に仕上げられるでしょう。
最近は、施工できる職人の数がかなり少なくなってしまったので、万が一補修の必要性が出てきたときに業者探しに苦労するかもしれません。
タイルは、「メンテナンスいらず」と言われるほど頑丈な外壁材です。
傷や汚れがつきにくく、水も吸わないため、一度施工すれば気楽に長く使えるでしょう。
初期費用は割高ですが、一般的な屋根材よりもメンテナンスにかかるコストや手間は少なめです。長期的に考えても、かなりかしこい施工といえるのではないでしょうか。
ALCは、軽量気泡コンクリートという意味です。
耐久性があり遮音性に優れているので、商業施設や高層ビルの外壁材としてもよく使われています。
四角形を張り合わせたような形状がおしゃれですが、その四角形同士のつなぎ目(目地)から雨漏りが起こることがあるのでご注意ください。
外壁材ひとつで、家の雰囲気が大きく変わります。
ALCやモルタルはカバー工法でのリフォームもできるので、外壁材の耐用年数やメンテナンス時期を迎えた方はもちろん、「モダンなイメージにしたい」など住宅の模様替えにもぜひご活用ください。
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