2023/06/21
コラム
塗装には養生作業が欠かせません。
きれいに塗ることはもちろん大切ですが、同じくらい、きれいに養生したいものです。
塗装の養生作業でよく使われる道具は、主に7つあります。
それぞれの道具について、特徴や役割を見ていきましょう。
養生作業にハサミは欠かせません。
たとえばガムテープや養生テープなどは手で切れますが、断面がケバ立ってしまったり斜めになったりしたら、すき間ができる原因になりかねません。
ハサミで切れば、スッパリした断面になり、すき間もできにくくなります。あえてひと手間かけることで、お客様の大事な財産(家具や車など)を守りましょう。
ガムテープも、養生作業には欠かせないアイテムです。
“貼って剥がせる”という意味ではマスキングテープも可能ですが、粘着力があまり強くないため、使う場所を選ぶでしょう。
たとえば、外壁は凹凸があったりザラザラしていたりします。この場合は、マスキングテープよりもガムテープのほうが最適でしょう。
マスキングテープは、細かな作業の養生に向いています。
ただ、凹凸のある面に使うとすき間ができやすいので、塗装箇所によってガムテープとマスキングテープを使い分けることをおすすめします。
ベトナムシートとは、いわゆる“丈夫な布”です。厚みがあるのが特徴で、塗料が落ちても表面で受け止めてくれるでしょう。植木の養生などにもよく使われています。
いろいろ使い勝手が良いので、準備しておいて損はありません。
ナイロンフィルムは、ビニールのようなつるつるした素材でできています。
1mサイズやダブルサイズ(1mサイズが折りたたまれたもの)などがありますが、カッターで切ればもっと細かく調整できます。
テープの部分とフィルムの部分が一体になっているのが、マスカーフィルムです。
金額は高めですが、マスカーフィルムを使うと養生が各段に効率よくできるでしょう。
なお、「マスカ」「マスカテープ」と呼ばれることもあります。
外壁塗装の際、注意しなければいけないのが室外機です。
最近はメッシュシートでつくられた養生カバーが市販されているので、かぶせれば簡単に養生が完了します。
一般的なビニールやブルーシートだと、風の出入りを防いでしまうので、エアコンの稼働に支障が出ることがありました。
メッシュでつくられた専用のカバーなら、季節を問わず安心して使えるでしょう。
外壁や雨戸のシャッターなどをきれいに塗っても、ポタポタと周囲に塗料が付着していたら本末転倒でしょう。
ぜひ養生道具を活用して、納得のいく施工をしてください。
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