2023/09/20
コラム
ベランダやバルコニーには防水工事が施された状態で建築されることが一般的です。
ベランダやバルコニーは家から出ているため、雨の特徴が受けやすくなっています。
防水工事がされていなければ、雨水が建物の内部に入ってしまい雨漏りが発生しやすくなります。
ベランダやバルコニーに防水工事が必要になるのは次のような場合です。
●カビやコケ
●塗装の剥がれ
●金属部分の劣化
ベランダやバルコニーにカビやコケが生え始めた時は劣化している場合があります。塗料には防カビや防藻があるのですが、カビやコケが生えてくるということは塗料の効果が薄れている証拠です。
ベランダやバルコニーはその環境にさらされていることから、さらに繁殖が進み建物そのものに影響のある可能性があります。
ベランダの壁や床の塗装が剥がれてしまうと、そこから雨水が侵入する可能性が高まります。大きく塗装が剥がれたりひび割れてしまったりすると、外壁本体や防水層にまで達していると思ってよいでしょう。
さらに、ベランダには人が頻繁に歩くため、足元の塗装がすり減りやすくなり、安全面でも懸念が生じます。したがって、ベランダの定期的な点検と保守が必要です。
柵や手すりなど金属で出来ている部分は、雨水の影響でさびやすい特徴があります。そのため、外壁よりも注意が必要です。金属部分が錆びることによって隙間ができ建物の内部に水分が入ってしまう可能性があります。
建物の内部に水分が入ると建物自体の劣化につながってしまうので注意をしましょう。
ベランダやバルコニーにおける防水工事には次のような種類があります。
●ウレタン防水工事
●FRP防水工事
ウレタンは湿気や水に強いだけでなく、断熱性能が高い点が大きな特徴です。しかし、ウレタンそのものが可燃物であることから耐火性能に弱い点に注意が必要です。さらに、塗りムラができやすく経験豊富な職人に依頼するようにしましょう。
熟練の職人は均一な塗布を確保し、ウレタンの性能を最大限に引き出してくれます。施工品質の向上と、建物の耐久性を確保するために、信頼性のある専門家を選ぶことが大切です。
FRP防水工事は軽量で耐震性があるほか、塗りムラができにくいことが特徴です。しかし、ウレタン防水工事と比較して費用が高めです。また、防水すべき場所が広い場合や木造住宅には向かない場合があります。
塗装時は防水や防カビなどができていても、劣化すると効果が落ちてしまうため防水工事が必要になる場合があります。
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