2023/11/30
コラム
ブロック塀は一軒家で多く見られます。
ブロック塀の塗装を行う場合、ブロック塀の持つ性質が影響して、塗装の難易度は高くなっているため、注意して行わなくてはなりません。
今回の記事ではブロック塀の塗装のポイントをご紹介します。
ブロック塀の塗装を個人で行った際に、塗装部分が膨れたり剥がれが起きたりするケースが見受けられます。
これはブロック自体に小さな穴が多く存在し、水を通す性質が強く影響しています。
ブロック塀は地面に直接施工されていることも多く、地面に溜まった水分を吸収しやすく、また、ブロックの小さな穴があることで水分が溜まりやすくなっています。
塗装の際には、塗装面は隙間がない状態にすることが重要です。隙間がない状態にすることで塗料と下地の密着性が高まるため、塗料の本来もつ耐性効果や耐用年数の維持が期待されます。
水分の多い状態で塗装を行うと塗装面の密着性は弱まり、ブロックが蓄えた水分の水蒸気化も影響して塗膜膨れが起き、本来の塗料の効果を発揮できなくなります。
ブロック塀の塗装を行う際には、水分を蓄えやすいというブロックの特徴を考慮した上で、吸水箇所を補修し、通気性の高い塗料選びを行うことも大切です。
ブロック塀は地面に直接施工されているため、水分の出入りが頻繁にある場所です。
塗料は水が苦手なこともあり、ブロック塀は施工後に膨れや剥がれが起きやすいため塗装の際には注意が必要です。
塗装を行う前に、ブロック塀の汚れや古い塗膜を綺麗に落とします。塗料を塗る面の汚れを落とすことで、接着面に隙間がない状態で塗料を塗ることができます。
ここで汚れや古い塗膜を落とさないと、それらがブロックと塗料の間に挟みこむため、塗膜が破れやすくなり、破れてしまうと塗料の本来の効果は発揮されず塗料剥がれも起きてしまいます。
事前準備では汚れを落とし、水分を飛ばしておくことがポイントです。
水分を飛ばすことで、塗装後の塗膜膨れを防ぐことができます。
下準備を終えた後、下塗り用の塗料を塗っていきます。下塗り用の塗料を塗ることでブロックが塗料を吸収するのを抑え、塗装面の密着性を高めることができます。
できるだけ均一に塗りを行うことが重要です。
塗料を塗り終えた後は、養生シートをはずし乾燥させて完了です。
水分が多い状態ではせっかく塗装しても塗装後に塗膜膨れが起き、塗料の効果が弱まるとともに塗料の剥がれも起きやすくなるので美観にも影響が出るので注意が必要です。
ブロック塀を塗装する場合には、ブロックの持つ性質に注意した塗料を選び、工程を進めることが重要です。
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