2023/12/01
コラム
モルタル塗装は、住宅の外壁としてよく使われています。職人による手作業で丁寧に塗り上げるため、パターンや模様が比較的自由なのが特徴です。
もっとも普及したのは1990年代で、今でも外壁に塗れば“昔ながら”の良さを演出できるでしょう。他にも、和のイメージに仕上げたい方や世界にひとつだけのデザインにしたい方にもおすすめです。
モルタルとは、土とセメントを混ぜてペースト状にした塗料のことです。これを職人が一軒ずつ手作業で塗ります。
吹き付け塗装のため、パターンや模様は比較的自由です。職人と相談して、こだわりの外壁をつくりあげましょう。
なお、費用は高くなりがちで、工期も長めです。
モルタル塗装とひと口にいっても、仕上げ方によって大きく5種類に分かれます。
それぞれ特徴が異なるので詳しく見ていきましょう。
モルタル塗装ではもっとも一般的な仕上げ方で、コストも低めです。
樹脂や砂、砂利、セメントなどを混ぜ合わせることで、ざらざら感を演出します。ツヤ消し効果もあるので、落ち着いた雰囲気も与えられるでしょう。
なおスプレーで吹き付けるため、「リシン吹き付け」と呼ばれることもあります。
タイルガンという機械を使って、不規則な模様に仕上げる方法です。
この後表面を平らにするなら「凸部処理仕上げ」、何も手を加えず完成とするなら「拭き放し仕上げ」というようにさらに細かく分かれます。
なお「複層模様吹き付け」「ボンタイル仕上げ」と呼ばれることもあります。
スプレーガンという機械を使って、強めの凹凸に仕上げる方法です(ローラーやコテが使われることもあります)。
重く厚みがあるため、高級感を演出したい方にはぴったりでしょう。
なおスプレーで吹き付けるため、「スタッコ吹き付け」と呼ばれることもあります。
凹凸のついたローラーで、モルタルの表面に模様を描く方法です。
凹凸の種類はさまざまで、昔ながらのデザインはもちろん、最近では花柄やリーフ柄、タイル調なども人気です。オリジナリティを演出できるので、個性派の方にぴったりでしょう。
左官仕上げでは職人が手作業で模様を表現するため、世界にひとつだけのデザインをオーダーできます。
しかし仕上がりは“職人の腕次第”と言わざるを得ません。慣れない職人だと塗り残しやムラが生じるので、実績や施工事例から判断していきましょう。
古くから選ばれているモルタル塗装ですが、ひび割れを起こしやすいというデメリットがあります。
しかし、定期的にメンテナンスすれば問題ありません。
トラブルが特にない場合はおよそ10年、地震や台風などがあればその都度業者に来てもらうと安心でしょう。
実績や施工事例を参考に、塗装からメンテナンスまですべて任せられるような業者をお選びください。
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