2023/12/06
コラム
家の外観は、色や素材で大きく印象が変わります。
中でもサイディング材のニーズは右肩上がりで、1990年代以降から多くの住宅で使われています。
塗装のサイディングについて特徴や種類などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
サイディングとは、仕上げ用の板材のことです。(サイディングボードと呼ばれることもあります)
1964年に登場してからニーズは右肩上がりで、1990年代以降では多くの住宅に採用されるようになりました。一例ですが、サイディングのメリットを紹介します。
・耐用年数が長い
・素材が軽い(モルタルと比較して、窯業系サイディングでは1/2以下、金属系サイディングでは約1/10)
・耐震性が高い
・品質が安定している
・デザインが豊富(色や質感など)
・工期が短い
・施工費用がリーズナブル
など
このようにサイディングには多くのメリットがあるからこそ、現在でも多くの住宅に採用されているのでしょう。
サイディングは、材質によって4つの種類に分かれます。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
窯業系は、現在もっともメジャーなサイディングです。
新築住宅はもちろん、店舗や公共施設の外壁材としても使われています。
主原料はセメントで、木繊維やパルプなどを成型してつくられます。
窯業系サイディングには主に以下のようなメリットがあります。
・デザインが豊富
・品質が安定している
・耐久性が高い
・防火性が高い
・加工がしやすい(穴あけや切断など)
・工期が短い
・メンテナンスが比較的容易
金属系は、窯業系の次に人気のあるサイディングです。
「金属」の重いイメージとは異なり、軽量で耐震性にも注目されています。
表面材、芯材、裏面材の三層構造で、ガルバリウム鋼板などの金属を成型してつくられます。
金属系サイディングには主に以下のようなメリットがあります。
・外観がきれい(表面に焼き付け塗装をしているため)
・サビに強い
・軽量で建物の負担になりにくい
・耐震性が高い
・耐水性が高い
・凍害に強い
・断熱性が高い
北米の住宅によく利用されていますが、日本ではまだあまり馴染みがないようです。
塩化ビニル樹脂を加工してつくられるため、サビや腐食の心配がありません。
樹脂系サイディングには主に以下のようなメリットがあります。
・サビに強い
・腐食しにくい
・凍害に強い
・軽量で建物の負担になりにくい
・メンテナンスが比較的容易
天然木を材料にしたサイディングで、木ならではのぬくもりを演出できます。
表面に塗装は施していますが、材質上どうしても水に弱く、こまめなメンテナンスが欠かせません。
最近では窯業系サイディングに木目模様タイプが登場しているので、そちらを選ぶ方も少なくないようです。
カタログを見ながら、ぜひご家族でゆっくりとご検討ください。
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