2023/12/29
コラム
スレート屋根は人気なので、塗装を依頼されることもよくあるでしょう。住宅から学校、工場まで、そのニーズはさまざまです。
スレート屋根の特徴について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スレート屋根とは、屋根の建材の一種です。
正式名称は「着色スレート瓦」ですが、「カラーベスト」「コロニアル」等と呼ばれることもあります。
デザインや色が豊富ということもあり、数多くの住宅に採用されています。
さらに軽量で建物への負荷が少ないため、地震対策用の屋根材としても注目を集めています。
しかし、寒さに強くないため寒冷地での使用には向いていません。
・大量生産が可能な建材なので、比較的リーズナブル
・軽量のため地震対策ができる
・メンテナンスが容易(塗装やカバー工法で施工可能)
・薄いため天候によっては割れることがある
・湿気が多い環境だとコケが生えることがある
・寒冷地には不向き
スレート屋根は大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
一般的な「スレート屋根」は、この平板スレートを指すことがほとんどです。
別名として、「薄型スレート」「薄板スレート」「コロニアル」「カラーベスト」などと呼ばれることもあります。
平板スレートよりも少し厚みがあり、瓦のような見た目をしています。
価格も平板スレートより高価ですが、耐久性は一般的な瓦よりも低く、今では入手困難な建材のひとつです。
「セメント瓦」「モニエル瓦」などと呼ばれることもあります。
波の形をしたスレートです。
耐久性が高いのが特徴で、住宅よりも、学校の体育館や工場などでよく使われています。
「アスベストの粘り気が耐久性を高めてくれる」と、ひと昔前に普及した屋根材です。
しかし2006年にアスベストの使用が禁止されたため、現在は販売されていません。
スレート屋根は、10~15年で塗装するのが望ましいとされています。
建材の性質上、水を吸いやすいため、長く使うほど知らず知らずに劣化している可能性があるからです。
しかし、塗装によるメンテナンスではなく、カバー工法や葺き替えが良いケースもあります。
カビやコケが生えている程度なら塗装で構いませんが、建材に浮きや反りが見られる場合はカバー工法や葺き替えをご検討ください。
地震対策としても注目されている屋根ですが、脆くなっていると雨漏りやシロアリ被害などにつながる恐れがあります。
メンテナンス目安の10~15年を待たず、悪天候の後などは業者に見てもらうようにすると安心でしょう。
大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます