「地域密着型」の塗装工事会社大和装業株式会社

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2024/01/23

コラム

塗装の養生作業にはどのようなものがある?


塗装で欠かせないのが、養生作業です。
養生が不十分だと、いくら高価な塗料を塗っても台無しになってしまうかもしれません。

では養生作業の役割や、種類、注意点などを詳しく紹介します。

  • 養生作業の目的は2つ
  • 養生作業の種類と期間

養生作業の目的は2つ

養生作業には、大きく分けて「保護」「仕上がり」の2つの目的があります。

保護

塗り替えの住宅などで、屋根付近から地面までメッシュシート(飛散防止シート)で覆っているのを見たことはありますか?
これは、工事による汚れの飛び散りを防ぐためです。
塗装の際に、風に乗って塗料が隣の住宅や道路に飛び散る可能性はゼロではないでしょう。そのようなリスクを抑えるため、周囲への配慮として覆って(=養生して)いるのです。

仕上がり

養生には、きれいに仕上げるという目的もあります。
たとえば、色と色の境目は手作業ではうまく出せないものです。しかし養生シートを貼れば、色の境目が物理的に浮き彫りにできます。養生シートの上まではみ出しながら塗装しても、養生シートを剥がせば、まるで機械で塗ったような美しい仕上がりになるでしょう。

養生作業の種類と期間

養生作業の種類は、大きく分けて7つあります。
それぞれの特徴や期間について見ていきましょう。

建物全体:11日前後

先にお伝えしましたが、建物全体を覆う「飛散防止ネット」も養生作業のひとつです。
足場が解体されるまで撤去することはなく、あらゆる汚れの飛び散りを防止します。

エアコン室外機:8日間

エアコンの室外機も養生の対象です。塗料の付着を防ぐために全体を覆いたいところですが、室外機の特性上、密閉するわけにはいきません。

「室外機カバー」が市販されているので、それを使う業者がほとんどです。工事中でもエアコンを稼働できるうえ、設置も簡単なので、一枚あれば重宝するでしょう。

玄関、下屋根、ベランダ:8~9日間

人の通る場所には「ノンスリップマスカー」という養生をします。
破れにくく滑りにくいので、安全確保と汚れ防止を両立できるのが魅力です。

窓、植栽:4~8日間

窓や植栽は「マスカー」という養生で保護します。テープとビニールシートが一体になっているため、作業の効率アップに重宝するでしょう。

車:3日間~

車には「カーシート」で養生します。
施主様の車はもちろん、影響が考えられる近隣の車にも被せることがあります。
風の強い日や高圧洗浄作業をおこなう日は、塗料の飛散リスクが上がります。カーシートを被せれば、万が一のトラブルを防げるでしょう。

塗り分け部分:7日間

施主様はあまり目にする機会がないかもしれませんが、仕上がりに「マスキングテープ」もよく使用されます。
細かな場所や真っすぐなラインを引きたい場所にマスキングすると、見た目がとても美しく仕上がるでしょう。特に複雑な形の部分には重宝します。

通路、塗料回り:9日間

他の養生道具よりも厚みがある「ブルーシート」は、安定した保護に定評があります。
道具や塗料による地面の汚れを防止するので、「塗装を依頼したら庭が汚れた」ということもありません。

塗装の養生作業は、大きく分けて7種類あります。
それぞれ使う道具が異なりますが、「保護」「仕上がり」など目的はほぼ共通しています。

場所に応じた養生作業で、施主様に喜ばれる塗装をしましょう。

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