2024/03/05
コラム
建物の防水工事を検討していても、「今は梅雨だからやめておいたほうが良いか」など心配になることもあるでしょう。
結論から言うと、防水工事は季節問わずいつでも行えます。
ただ、ベストな季節があるのは確かです。
季節ごとに傾向をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
防水工事を行う季節は「春」「秋」をおすすめします。
しかし、他の季節でもできないわけではありません。
早急に防水工事が必要な場合は、一度業者に相談してみましょう。
春は比較的施工しやすい時期です。
天候も落ち着いている日が多いので、春に防水工事をおこなう方も珍しくありません。
しかし、春一番のように台風並みの強風が吹く日もあります。
このようなときは、職人の安全のため施工を中止せざるを得ないでしょう。
夏は施工できないことはありませんが、天候が読みにくく、またリスクもあります。
6月は雨ばかりで雨漏りの相談が増えますが、水分が残った状態での防水工事は変色や膨れにつながりかねません。
7~8月は炎天下で屋根が熱くなりすぎるので、施工が難しい時期でもあります。またゲリラ豪雨にも注意しなければなりません。
秋も台風に油断できない時期です。
天気予報を見ながら、業者と日程調整を行いましょう。
穏やかな天候なら、問題なく施工をすすめられそうです。
冬は乾燥に時間のかかりそうなイメージですが、決して施工できないわけではありません。
ただ、雪国のように常に水分の多い環境だと、時期をずらした施工をおすすめされることもあります。
特にシート防水の場合は、使用するシートが寒さで収縮しやすくなるので不向きでしょう。
防水工事には季節も大切ですが、それ以上に大事なポイントがあります。
防水工事を依頼するときの注意点を2つ見ていきましょう。
防水工事には専門的な知識が必要です。
そのため、防水工事を依頼する業者は慎重に見極めましょう。
業者によっては、外壁用の塗料と防水の塗料を一緒にすることがあります。いくら防水性をうたった塗料でも、外壁用ならベランダの床には塗れないのです。
また、施工についても知識がないと空気が入ったりムラができたりします。
防水工事にどれほどの実績があるのか、ホームページを見たり問い合わせたりしてしっかりご確認ください。
業者のサービスは、見積書の内容からもある程度判断できます。
たとえば「ベランダ防水工事 一式 〇〇万円」とだけ書いてある見積書は、あまり親切とは言えません。
「一式」とまとめてしまうと、下地や防水層などにどのような処理を施すのかが不明瞭だからです。
一方、「下地処理 〇万円」「伸縮目地撤去 〇万円」「改修用ドレン設置 〇万円」というように、内訳も細かく書いてくれる業者だと安心でしょう。
信頼できる業者と相談しながら、しっかり日程調整していきましょう。
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