2024/03/12
コラム
雨水の侵入は、建物の寿命を早めます。
防水工事を行えば雨水をシャットアウトできますが、防水効果も年月とともに薄れていくので、適切なタイミングでの再工事が欠かせません。
では、防水工事はどのくらいの頻度が望ましいでしょうか?
防水工事を行う頻度や、早めに防水工事を検討したほうがいいケースなどを詳しく紹介します。
防水工事は、耐用年数や施工の種類によって異なりますが、一般的には10~15年の頻度が目安です。
・シート防水:約12~15年
・ウレタン防水:約10~13年
・アスファルト防水:約12~20年
・FRP防水:約10~15年
しかし、環境によっては5年程度で防水効果がなくなることもあります。
そのため、業者と相談しながら「早め」を意識するに越したことはないでしょう。
■5年で防水工事を行う場合、トップコートの塗り替え程度で防水工事が完了します。もし保証期間内なら、費用もかなりリーズナブルにおさまるでしょう。
■10年で防水工事を行う場合、建物の状態によっては大掛かりな工事になることがあります。
■20年で防水工事を行う場合、防水層がかなり劣化している状態です。もしかすると、すでに雨漏りが発生しているかもしれません。防水層を施工し直すとなると、かなりの費用が必要でしょう。
■30年で防水工事を行う場合:30年も放置すると、慢性的な雨漏りに直面しているでしょう。1箇所だけでなく、何箇所も雨漏りしているかもしれません。
防水層もすでにボロボロで、外壁防水・屋上防水・ベランダ防水など、家のあらゆる箇所を防水加工する必要があります。
費用も、一般的な防水工事の2~3倍かかるケースが珍しくありません。
一般的な防水工事は10~15年の頻度が目安ですが、以下の症状があれば、時期を待たず早めに業者へ相談することをおすすめします。
・雨漏りしている
・ひび割れている
・防水層が剥がれている
・防水層が膨れている
・塗装の表面が剥がれている
・塗装が全体的に色あせている
・排水口にうまく排水できていない
・コケや雑草が生えている
・手で触れると白い粉がつく(チョーキング現象)
防水工事は、建物を守るための大切な工事です。
十分に施工できていないと、防水どころか建物の寿命をさらに早めかねないのでご注意ください。
防水工事には専門的な知識が必要なので、防水工事の実績の多い業者を選びましょう。
ホームページから実績がある程度判断できますが、利用者の口コミで「丁寧に施工してくれた」「信頼できる」など良い内容が多いかどうかも合わせてチェックすることをおすすめします。
また、見積書も判断材料になります。
「防水工事 一式」と詳細を省いてトータルの金額だけ提示する業者より、工事の内容を細かく書いて、どの工程にいくらかかるのかを明記してくれる業者のほうが安心でしょう。
「また次回もお願いしたい」と思えるような優良な業者と、長く付き合っていきましょう。
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