2024/04/23
コラム
防水工事と聞いたとき、ほとんどの方は「雨水をシャットアウトするために必要な工事」と思うのではないでしょうか。
しかし防水工事には、防水対策以外にもさまざまなメリットがあります。
防水工事はなぜ行っておいた方が良いのか、その理由について詳しく見ていきましょう。
防水工事の必要性は、大きく分けて3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「防水」の名称のとおり、防水工事をすると水の侵入を防げます。
水が建材に染みると、住宅の強度や耐久性に悪影響が及びかねません。コンクリート製の建物も同様で、鉄骨がカビたりサビたりなど色々なリスクがあります。
放置していると劣化が進行して、自然災害をきっかけに倒壊するかもしれません。
建材の様子は目で確認できないことが多いので、知らず知らずにボロボロにならないよう、定期的な防水工事で水の侵入をブロックしましょう。
シロアリは湿度のある場所を好みます。
建材が水に濡れると、そこで巣をつくり大繁殖することもあるのでご注意ください。
シロアリは建材を食べるので、家を支える重要な柱がいつのまにかボロボロになっているかもしれません。
防水工事で水を表面でストップさせれば、シロアリの害も防げるでしょう。
建材が水で塗れると、カビの発生にもつながります。
カビの胞子は室内へ侵入し、鼻炎やアレルギー症状などを引き起こすこともあります。
建物で防水工事が必要な場所はいくつもあります。
1~2か所だけでは不十分なので、業者に建物を見てもらいながら施工箇所を決めていきましょう。
一例ですが、防水工事が必要な場所は以下の通りです。
・屋根
・外壁
・ベランダ
・バルコニー
防水工事は定期的におこなうのが望ましいので、具体的なタイミングをお伝えします。
一般的には新築(またはリフォーム)から5~10年が目安とされていますが、環境によって早まるケースもあります。
以下の症状があれば、すでに防水性能が劣化しているかもしれません。早めに業者へ相談して対処してもらってください。
・天井や壁にシミがある
・天井や壁が部分的にふくらんでいる
・室内の湿気が高い
・室内がカビ臭い
・雨漏りしているような音はあるものの、雨漏り箇所が特に見当たらない
・壁紙などが剥がれている場所がある
・外壁のシーリングにひびが入っている
・外壁のシーリングが剥がれている
・外壁に亀裂が入っている
・バルコニーや屋根に水が溜まっている部分がある
・サビやカビが発生している部分がある
業者と相談しながら、家族が快適に過ごせる住宅をつくりましょう。
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