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2024/05/15

コラム

塗り回数が多いことのデメリット


「塗り回数が多いほうが、耐久性が上がる?」と考える方は少なくありません。
確かに、薄いよりは厚い塗装のほうが耐久性に良い影響が出そうです。

しかし、塗り回数が多すぎると逆効果になるのでご注意ください。
屋根の塗り回数の決め方や、塗り回数が多いことのデメリットなどを見ていきましょう。

  • 塗装の塗り回数は「3回」が基本
  • 塗装の塗り回数が「4回」「5回」のケース
  • 塗料の塗り回数が「2回」のケース
  • 塗り回数が多いことのデメリット
  • 塗り回数とともに塗布量もチェック

塗装の塗り回数は「3回」が基本

塗装の塗り回数は、一般的に「3回」が基本とされています。

3回の内訳は、
下塗り→中塗り→上塗り です。

塗装の塗り回数が「4回」「5回」のケース

塗装の塗り回数は3回が基本ですが、中には4回・5回になるケースもあります。

中塗りと上塗りはそれぞれ1回ずつで変わりませんが、塗装面の劣化状況によって下塗りの回数が多くなるのです。

たとえば、4回の内訳は
下塗り→下塗り→中塗り→上塗り です。

5回の内訳は、
下塗り→下塗り→下塗り→中塗り→上塗り です。

下塗りを2回以上おこなうのは、
・屋根に藻や苔が大量に発生している
・屋根材の表面がむき出しになっている
など、劣化が著しい場合です。

このような場合、下塗りが1度だけだと塗装面に下塗り剤が吸収されて、十分な塗膜がつくれないことがあるのです。
そのため下塗り剤を重ねます。2度の下塗りでもまだ吸収されるようなら、3度塗りをおこないます。いずれにしても、吸い込みが止まってしっかり塗膜が形成できるまで続けます。

塗料の塗り回数が「2回」のケース

屋根用の塗料によっては、塗り回数が2回で済むこともあります。

たとえば「下塗り不要」の塗料では、
中塗り→上塗り

また「中塗り不要」の塗料では、
下塗り→上塗り

など、それぞれ2回で済みます。(屋根の劣化が激しい場合、「下塗り不要」の塗料でも下塗りすることがあります)

塗り回数が多いことのデメリット

塗り回数は、基本的に屋根の状態やパッケージ表記を見ながら決めていきます。
「塗り回数が多ければ多いほど良い」というわけでは決してなく、適正な塗り回数を守るのが一番です。

塗り回数を必要以上に多くしてしまうと、
・塗装面にトラブルが起こる(塗膜がはがれたり膨れたりなど)
・塗料の本来の性能がうまく発揮されない
・塗装の本来の耐久性を維持できない
・見た目がきれいに仕上がらない
など、さまざまなリスクが生じかねません。

塗り回数とともに塗布量もチェック

塗装をきれいに仕上げるには、塗り回数も大切ですが塗布量も見逃せません。

適切な塗り回数を守ったとしても、塗料が濃すぎたり薄すぎたりしたら結局はトラブルが生じるでしょう。

塗料の希釈量はパッケージ表記を参考にします。DIYを予定している方はどうぞご注意ください。

屋根塗装の塗り回数が多いほど「厚みが出て耐久性が上がりそう」と感じがちですが、実際はそうではありません。
適切な回数を守らないと、むしろさまざまなトラブルにつながりかねないのです。

塗り回数以外にも、希釈量や乾燥時間など細かい注意事項はたくさんあります。
そのため簡易のDIY以外は、業者に任せることをおすすめします。

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