2024/05/27
コラム
屋根塗装には下地処理が欠かせません。
丁寧に下地をつくるからこそ、万全の仕上がりを実現できるのです。
屋根塗装の下地処理について、重要性や具体的な作業内容などを見ていきましょう。
屋根塗装において、下地処理は重要な工程です。
下地処理をおこなわなかったり、下地処理が雑だったりすると、仕上がりが大きく変わります。
しかし、業者によっては下地処理に手抜きすることも珍しくありません。
不十分な下地処理で塗装を完成させてしまうと、
・仕上がりにムラができる
・塗料本来の耐久性が発揮できない
・塗膜が膨れることがある
などのリスクがあるのでご注意ください。
屋根塗装の下地処理は、大きく5つのステップに分かれます。
それぞれの作業内容について詳しく見ていきましょう。
新しく塗装する前に、屋根材の表面についた汚れを落とす作業のことです。
たとえば、
・チョーキングの粉
・コケ
・カビ
・藻
・古い塗膜
など、汚れの種類はさまざまです。
一般的に電動の高圧洗浄機を使って作業しますが、業者によってはサンドペーパーやブラシを使った手作業でおこなうこともあります。
小さなヒビ(クラック)を補修する作業です。
クラックを放置していると雨漏りの原因になるので、早急で確実な対策が求められます。
屋根材のつなぎ目部分が劣化していたら、変成シリコンやポリウレタンなどを使って補修します。
シーリング材はホームセンターでも購入できますが、「1液タイプ」「2液タイプ」の2種類があるので使い分けに注意が必要です。
「2液タイプ」は硬化剤を混ぜて使用しますが、きちんと混ざっていないと仕上がりや機能性に影響が出るため、業者の腕が求められます。
ケレンは、鼻隠しや板金などのサビを取る作業のことです。
ケレンを丁寧におこなうことで、塗料がきちんと密着して、機能性も見た目も良くなります。
悪徳業者はこのケレン作業を省くことがあるのでご注意ください。見積もりの中に「ケレン作業」が含まれているかどうか、業者に確認することをおすすめします。
電動のサンダーやディスクサンダー、手作業なら紙やすりやワイヤーブラシなど、ケレンに使う道具はさまざまです。
表面を滑らかにしたり、ひび割れを埋めたりする作業のことです。
目止めをきちんと行うことで、下塗り剤の吸い込みすぎを止めたり、塗料をしっかり密着させたりする効果が期待できます。
職人が、現状の劣化具合や下地の厚み・種類などを見極めながら慎重に作業していきます。
屋根塗装からメンテナンスまで安心して任せられるような業者を見つけましょう。
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