2024/07/29
コラム
「室内が濡れているけれどどこから雨漏りしているのかわからない」と悩む方は少なくありません。
雨漏りは自然に改善することはなく、放置すると悪化の一途をたどるのでご注意ください。
雨漏りで多い箇所を5つ紹介しますが、原因は一つとは限りません。ご自身だけで判断せず、早めに業者に対処してもらいましょう。
雨漏りが発生しやすい場所は、主に5つあります。
どれか1つが原因のこともありますが、まったく別の箇所が複数関係していることも少なくありません。
雨漏りを応急措置で食い止めることはできても、根本的な解決にはならないので、大掛かりな修繕工事が必要になる前に早めに業者へ相談しましょう。
天窓は、屋根材をくり抜いて施工しなければならないので、雨漏りが発生しやすくなります。
最近は天窓も進化して雨漏りしにくくなっているものの、それでも継ぎ目など極小のすき間から雨漏りすることがあります。
ベランダは雨風の影響を直接受ける箇所であるうえ、落ち葉などでいつのまにか排水溝が詰まることも少なくありません。
経年劣化で小さなヒビが入っていると、排水溝からあふれた雨水がじわじわ建物の中に侵入しかねないのでご注意ください。
屋根も、ベランダと同じように天候の影響を受ける箇所です。
しかも下からは屋根の様子が確認できないため、いつのまにかヒビが入っていたり瓦がずれていたり漆喰が崩れていたりというケースも珍しくないでしょう。
雨水を防ぐはずの屋根も、少しでも不具合が発生していると、雨水の侵入ルートになってしまうのです。
意外に盲点なのが、給排水管からの雨漏りです。
給排水管は防水シートと外壁を貫通しています。通常はしっかりコーキングされていますが、劣化などで隙間が発生しているとそこから雨水が侵入します。
サッシ枠の隙間は、通常は防水シートでぴったり塞がれています。
しかし経年劣化でシーリングが縮んでいたりひび割れていたりすると、そこから雨水が侵入してしまうのです。
「室内に雨漏りして初めて気づいた」という方は少なくありません。
しかし室内に雨漏りしたとなると、建材はすでにかなり雨水に浸食されている状態でしょう。
自分でチェックできる雨漏りサインを紹介するので、今回の雨漏りが解決したら、ぜひ未然防止にお役立てください。
・棟板金が浮いている:浮きがあるとその隙間から雨水が侵入します
・コーキングが剥がれている:剥がれている場合も、その隙間から雨水が侵入します
・スレートや瓦にヒビが入っている:屋根材のヒビは雨水の侵入ルートとなります
・経年劣化している箇所がある:剥がれ、浮き、反り、ヒビなど少しの不具合が雨漏りにつながります
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