2024/09/03
コラム
屋根塗装には手順があります。
「塗る」工程以外にもさまざまな配慮が必要なので、DIYだとなかなか難しいかもしれません。
では屋根塗装の基礎知識について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
屋根塗装には事前準備が欠かせません。
屋根材に関することはもちろんですが、近隣への配慮も忘れずおこなってください。
屋根塗装の日時が決まったら、近隣へ挨拶にまわりましょう。
工事期間中は音やにおいなどご近所に何かと不便をかけてしまいます。
一般的には1週間前~前日に業者が代行しますが、施主に余裕があれば同行することをおすすめします。
工事期間や工事内容をあらかじめ伝えれば、後のトラブルを防げるでしょう。
屋根塗装は高所作業なので、足場の設置が欠かせません。
足場設置や養生を完了してしまうと、その内側にあるものはなかなか自由に動かせなくなります。プロパンガスをお使いの家庭は、工事が始まるまでに補充しておくと安心です。
高圧洗浄機を使って、屋根に付着している汚れや古い塗膜を落とします。
この工程をおろそかにすると、塗料を乗せても剥がれやすくなるのでご注意ください。
屋根塗装の前に、棟板金の確認も欠かせません。
棟板金を固定している釘が浮いていると、板金が飛ばされたり、隙間から雨水が侵入したりします。
そこで板金を固定するため、塗装前には打ち込みやコーキングをおこないます。特に築7年~10年経つと徐々に抜け始めるのでご注意ください。
屋根材のひび割れを探して、ひび割れがある部分にはコーキング剤を注入します。
少しでもひびが入っているとそこから雨水が侵入するので、屋根塗装前には欠かせない工程です。
必要以外の箇所に塗料がつかないように、テープやビニールなどで保護します。
エアコンの室外機も養生しますが、養生中も問題なく使えるのでご安心ください。
準備が完了したら、いよいよ塗装です。
ここからは、一般的な塗装の流れを解説します。
下塗りは仕上がりに関わる重要な工程です。
塗料の密着性を高めたり、細かなひび割れをカバーしたりします。
縁切りは、屋根の隙間に塗料を入れないためにおこないます。
あえて隙間をつくることで、雨水が抜けるスペースを確保するのが目的です。
中塗りでは、施主が選んだ色で着色していきます。
十分に乾燥するまで次の工程はおこないません。ただ、乾燥時間は塗料によって異なります。
中塗りで使った塗料で再度塗ります。塗膜に厚みが出て耐久性が上がります。
なお、この後は入念なチェックをおこない、OKが出たら片付けをして撤収です。
大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます