2024/09/30
コラム
防水塗装は、雨漏りを防ぐために必要な工事です。
防水工法ごとに耐用年数が規定されているものの、天候などの影響で、耐用年数より早くメンテナンス時期を迎えることもあるのでご注意ください。
業者に確認してもらうのが確実ですが、ご自身でも劣化サインを発見できます。
防水塗装が必要だとわかる劣化のサインを解説するので、ぜひリフォームの参考にしてください。
コーキングとは、建物の接合部や隙間などを埋めている防水剤のことです。
コーキングは経年劣化するため、適切な時期にメンテナンスしないと、隙間ができて雨水が侵入するのでご注意ください。
塗膜の劣化は、FPR防水の塗装やウレタン防水塗装などでよく起こる症状です。
塗膜が劣化すると建物に水が染み込みやすくなるため、下記のサインを発見したら早めに業者へ相談しましょう。
・剥がれ
・ひび割れ
・色あせ
・塗膜の膨れ
・チョーキング
なお、トップコートを塗っている場合は、5年が塗り替えの目安です。
屋上やベランダに雨水が溜まっていたら、防水塗装の劣化サインかもしれません。
通常、雨水が排水溝に流れるようにゆるい傾斜が設けられていますが、防水層が浮いていたり下地がゆがんでいたりすると水はけが悪くなってしまうのです。
防水塗装を施しているとはいえ、長期間水に触れていると劣化が早まるのでご注意ください。
継ぎ目や床にカビや苔が生えていたら、防水塗装が劣化したサインです。
特にコケは盛り上がって繁殖するので、放置すると防水層を浮かしてしまうかもしれません。
防水層に隙間ができるとそこから雨水が侵入します。早めに業者に相談して対処してもらいましょう。
シート防水で防水層をつくっている場合、シートの反りやめくれにご注意ください。
シートは天候の影響で徐々に劣化するので、雨漏りが起きる前に業者へ連絡しましょう。
かなり重篤な症状ですが、「雨漏りしてようやく防水塗装の劣化に気づいた」という方も少なくありません。
雨漏りしないための防水塗装なので、雨漏りが起きているということは、防水塗装はもちろん内側の建材まで濡れているということです。
そうなると、防水塗装のやり直しだけでは済みません。内側の建材を取り外して、新しい建材と入れ替える作業も必要になってきます。
「雨漏りが起きていなければ安心」というわけでもなく、建材の内側で雨水が留まる場合もあります。建材の腐食につながったりシロアリが繁殖したりするので、定期的に業者に確認してもらうようにしましょう。
防水塗装は雨漏り防止のために必要な工事です。手遅れになってからでは遅いので、業者と連携しながら定期的に確認することをおすすめします。
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