2024/10/04
コラム
外壁塗装を初めて行う場合、何を確認しておけば良いかわからず不安に感じることがあるのではないでしょうか。
今回の記事では、初めての外壁塗装で知っておきたいポイントについてまとめました。
外壁塗装を成功させるために、まず重要なのが塗料の選び方です。塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機塗料などがあり、それぞれの特徴と耐久年数が異なります。アクリル系塗料はコストが抑えられる反面、耐久性は5?7年と短めです。一方、シリコン系塗料は価格と耐久性のバランスが良く、10~15年の耐久性があります。さらに、フッ素系や無機塗料は15年以上持つ高耐久性を誇ります。
塗料を選ぶ際には、家が建っている地域の気候条件も考慮に入れましょう。例えば、海に近い地域では塩害に強い塗料、日照時間の長い地域では紫外線に強い塗料を選ぶことが推奨されます。また、カビや苔が発生しやすい湿気の多い地域では、防カビ・防苔効果のある塗料を選ぶことで、長持ちする外壁に仕上げることができます。
初めての外壁塗装では、どの業者に依頼するかが成功のカギとなります。業者によって価格やサービス内容、施工方法が異なるため、複数の見積もりを取り、比較することが大切です。見積もりを比較する際には、ただ単に価格だけを重視するのではなく、施工内容や使用する塗料、保証内容もしっかり確認しましょう。
業者選びでは、過去の施工実績や口コミ、評判も参考にすることが重要です。インターネット上の口コミサイトや紹介業者の実績を確認し、信頼できる業者を選ぶことで、施工後のトラブルを未然に防ぐことができます。また、施工前に業者がしっかりと説明をしてくれるか、疑問点に丁寧に答えてくれるかも判断基準の一つです。
外壁塗装の耐久性を左右するのは、施工の質です。特に、下地処理がしっかり行われるかどうかが重要なポイントです。外壁の汚れや劣化部分を修繕しないまま塗装を行うと、塗料がうまく定着せず、短期間で剥がれやすくなります。高圧洗浄で外壁をきれいにし、ひび割れや欠損部分を補修したうえで塗装を進めることが、長持ちする塗装の基礎となります。
施工時には、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本です。この工程を省略する業者がいるため、しっかりと確認することが重要です。特に下塗りは、塗料が外壁にしっかりと密着するための土台となるため、手抜きをされないように注意しましょう。
外壁塗装が完了した後も、定期的なメンテナンスが必要です。塗装後のメンテナンスを怠ると、せっかくの塗料が早期に劣化してしまい、再び大規模な工事が必要になる可能性があります。3?5年ごとに専門業者による点検を依頼し、小さなひび割れや塗膜の剥がれがあれば早めに修繕しましょう。
また、外壁に汚れが付着すると、見た目だけでなく、塗膜の劣化を早める原因になります。特に、カビや苔が発生しやすい地域では、定期的な清掃を行うことで、塗装の耐久性を保つことができます。美観を維持しつつ、家全体の寿命を延ばすためにも、メンテナンスは不可欠です。
事前にしっかりとした準備を行うことが、トラブルを防ぎ、家の寿命を延ばすための鍵となります。
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