2025/02/21
コラム
防水塗装をしないとどうなる？放置すると起こるトラブル
防水塗装は、建物を雨水や湿気から守る重要な役割を果たします。しかし、防水塗装を怠ると、雨漏りや建材の劣化など、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。特に、屋根や外壁が劣化すると、修繕費用が高額になり、建物の寿命も短くなります。
本記事では、防水塗装をしないことで起こるリスクや、その対策について詳しく解説します。早めのメンテナンスで建物を長持ちさせましょう。
- 防水塗装をしないことで発生する主なトラブル
- 防水塗装をしないと修繕費用が増加する
- 防水塗装を行うメリット
- 防水塗装の適切なタイミング
防水塗装をしないことで発生する主なトラブル
防水塗装を放置すると、さまざまなトラブルが発生し、建物全体に影響を与えます。
雨漏りの発生
・屋根や外壁のひび割れから雨水が侵入。
・屋内の天井や壁にシミができ、カビの発生リスクが高まる。
・長期間放置すると、木材や鉄骨部分が腐食。
建物の耐久性の低下
・水分が建材に浸透すると、劣化が早まり建物の寿命が短くなる。
・木造建築の場合、柱や梁の腐食が進み、耐震性が低下。
・コンクリート構造でも、ひび割れが進行し、鉄筋の錆びが発生。
カビやコケの発生
・屋根や外壁に水分が溜まり、カビやコケが繁殖。
・外観の美観を損ない、メンテナンスがより大変になる。
・室内の空気環境にも悪影響を及ぼし、健康被害のリスクも。
防水塗装をしないと修繕費用が増加する
防水塗装を怠ると、小さな劣化が大きな修繕工事につながる可能性があります。
早期の修繕でコスト削減
・防水塗装の定期的なメンテナンスは、費用を抑える最善策。
・小さなひび割れや劣化を放置すると、大規模な補修が必要に。
・修繕費用が増加し、長期的な負担が大きくなる。
修繕が必要になる可能性がある箇所
・屋根：雨漏りが進行し、葺き替え工事が必要になる。
・外壁：ひび割れが広がり、塗装だけでなく張り替えが必要になる。
・ベランダ・バルコニー：防水層が剥がれ、下地の補修が必要。
防水塗装を行うメリット
防水塗装を定期的に行うことで、建物を長く安全に維持することができます。
建物の寿命を延ばす
・屋根や外壁の保護が強化され、長期間安心して住むことができる。
・建物の劣化を防ぎ、資産価値を維持。
快適な住環境の維持
・雨漏りやカビの発生を防ぎ、清潔で健康的な室内環境を保つ。
・室温の安定にも寄与し、省エネ効果も期待できる。
メンテナンスの手間を減らす
・定期的な防水塗装を行うことで、大規模な補修の必要がなくなる。
・修繕費用を抑え、トータルのコストを削減。
防水塗装の適切なタイミング
防水塗装は、適切なタイミングで行うことで最大の効果を発揮します。
一般的な塗り替え時期
・ウレタン防水：8～12年ごとに塗り替え。
・シリコン防水：10～15年ごとに再塗装。
・フッ素防水：15～20年ごとにメンテナンス。
劣化のサイン
・屋根や外壁にひび割れや剥がれが見られる。
・雨の日に水たまりができやすくなる。
・室内に湿気がこもりやすくなる。
塗装に適した季節
・春・秋：気温が安定し、施工に最適。
・夏・冬：極端な気温変化があるため、施工には注意が必要。