2025/04/04
コラム
「外壁塗装は何年ごとにやるべき?」という疑問は、住宅を所有する多くの方が感じるポイントです。外壁塗装のタイミングは、見た目の劣化だけでなく、住まいの耐久性にも大きく関係しています。
この記事では、外壁塗装の一般的な目安年数や、素材・塗料による違い、注意すべき劣化サインまでを詳しく解説。適切なタイミングでメンテナンスすることで、大切な家を長く快適に保つための参考にしてください。
住宅の外壁塗装は、一般的に10年に一度が目安とされています。これは塗膜の寿命や、外壁を保護する効果が徐々に弱まるタイミングであるためです。ただし、実際には建物の立地や外壁材、前回使った塗料の種類などによって前後します。
例えば海の近くや風雨の多い地域では、外壁へのダメージが早く進行するため、7〜8年での塗り替えが必要になることも。反対に、日当たりが良く湿気が少ない場所では、塗膜が長持ちすることもあります。
外壁塗装に使う塗料にはいくつか種類があり、それぞれ耐久年数が異なります。
塗料の種類 | 耐用年数の目安 |
---|---|
アクリル系 | 約5〜8年 |
ウレタン系 | 約7〜10年 |
シリコン系 | 約10〜13年 |
フッ素系 | 約15〜20年 |
無機塗料 | 約20年以上 |
長く住む予定があるなら、初期費用が高くても耐久性のある塗料を選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。
外壁材がモルタルの場合は、ひび割れが起こりやすく塗装の頻度がやや高めです。サイディングの場合は、塗装のほかコーキング(目地)のメンテナンスも必要で、10年前後を目安に補修が必要になるケースが多いです。
手で外壁をこすって白い粉がつく状態を「チョーキング現象」と呼びます。これは塗膜の劣化が進行している証拠で、放置すると防水性が落ちてしまいます。
ヘアクラックと呼ばれる細かいひび割れや、塗膜の剥がれが見える場合は、外壁材がむき出しになってしまう危険があるため、早急な塗装が必要です。
日陰や風通しの悪い面にカビや藻が目立ってきたら、防水機能が低下している可能性が高いです。放置すると外壁そのものを傷める原因になります。
自分で定期的に外壁をチェックするほか、数年に一度はプロの目で診断してもらうのも効果的。無料診断を行っている塗装会社も多いので、上手に活用しましょう。
「いつ塗ったのか分からない」というケースを避けるために、塗装時期や使用塗料などを記録しておくのがおすすめです。次回の塗り替え時期を把握しやすくなります。
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