2025/04/10
コラム
外壁塗装を考えるとき、気になるのが「どの塗料を選べばいいのか」ということ。中でも人気が高いのが「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の3種類です。しかし、それぞれの違いや特徴を理解しておかないと、後悔する結果になることも。
この記事では、耐久性・価格・機能性といった観点から、人気塗料を徹底比較。あなたの住まいに最適な塗料選びのヒントをわかりやすく解説します。
コストと性能のバランスが良く、最も多く採用されている塗料。耐用年数は10〜13年程度で、価格も手頃。施工実績が多く、カラーバリエーションも豊富で、初めての外壁塗装でも安心して選べる点が魅力です。
耐候性・耐久性に優れ、15〜20年ほど塗り替え不要な高性能塗料。価格はやや高めですが、メンテナンスの頻度を減らせるため、長期的に見るとコストパフォーマンスは良好です。公共施設などにも多く使われています。
ガラスなどの無機成分を配合し、非常に高い耐候性と防汚性を誇ります。耐用年数は20年以上とも言われ、汚れにも強く、美観を長く保ちたい方におすすめ。ただし、初期費用が高くなるため慎重な検討が必要です。
塗料の最大の違いは耐久年数です。
塗料名 | 耐久年数(目安) |
---|---|
シリコン塗料 | 約10〜13年 |
フッ素塗料 | 約15〜20年 |
無機塗料 | 約20年以上 |
無機塗料は最も長持ちしますが、コストとのバランスを考えるとシリコン塗料も依然人気です。
一般的な外壁塗装30坪(約100㎡)のケースでの塗料価格目安は以下のとおりです。
塗料名 | ㎡単価(材料+施工費) | 総額目安(30坪) |
---|---|---|
シリコン塗料 | 約2,200〜3,000円 | 約22〜30万円 |
フッ素塗料 | 約3,000〜4,000円 | 約30〜40万円 |
無機塗料 | 約4,000〜5,500円 | 約40〜55万円 |
価格が高くなるほど、耐久性や機能性もアップします。
無機塗料は静電気を帯びにくく、ほこりや雨汚れが付きにくいのが特徴。フッ素塗料も同様に防汚性に優れていますが、シリコン塗料は少しずつ汚れが目立ちやすくなります。特に都市部や交通量の多い地域では、汚れの付きにくさも選定基準となります。
今後10年以内に引っ越しや建て替えを検討しているなら、コスト重視でシリコン塗料が有力。長く住み続けるなら、フッ素や無機塗料でメンテナンス回数を減らすのが◎。
良い塗料を選んでも、施工業者がその性能を活かせなければ意味がありません。塗料の正式なメーカー名・商品名までしっかり記載されているか確認しましょう。
塗料メーカーが発行する「材料保証」があるかどうかも重要なポイント。塗料のグレードによっては、10年保証が付くものもあるので、施工保証とあわせて確認しておくと安心です。
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