2025/05/09
コラム
電気代の高騰や環境意識の高まりから、近年注目を集めているのが「省エネ塗料」です。外壁や屋根に塗るだけで、太陽光の反射率を高めたり、室内の温度上昇を抑える効果があり、冷暖房費の削減にもつながります。
本記事では、最新の省エネ塗料の特徴や種類、導入メリット、注意点までを詳しくご紹介。住まいを快適かつエコに保つための選択肢として、ぜひご参考ください。
遮熱塗料は、太陽光の中でも熱を発生させる近赤外線を反射することで、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑えます。特に夏場の室内温度上昇を軽減し、冷房効率を高めます。
断熱塗料は、塗膜内部に中空ビーズやセラミックが含まれており、外気温の影響を受けにくくする機能があります。夏だけでなく、冬の暖房効率も高めるオールシーズン型の省エネ塗料です。
コストパフォーマンスに優れ、遮熱効果を手軽に取り入れたい方におすすめ。耐用年数はやや短めですが、一般住宅での使用に人気です。
耐久性が高く、長期的に遮熱効果を維持できます。特にフッ素系は価格は高めながら、メンテナンス周期が延びるため、長期視点では経済的です。
遮熱・断熱に加え、防汚・防カビ・耐候性など複数の機能を兼ね備えた最新タイプ。快適性・耐久性・エコのすべてを重視する方に最適です。
遮熱・断熱性能により、エアコンの稼働時間や設定温度が抑えられ、光熱費の削減につながります。年間で見れば数万円単位の省エネ効果が期待できます。
外気温の影響を受けにくくなり、室温の変化が穏やかになることで、過ごしやすい住空間を実現できます。特に屋根裏部屋や最上階の快適性が向上します。
塗膜が外壁や屋根への熱ダメージを抑えることで、素材の劣化を防ぎ、建物自体の耐久性向上にも貢献します。外装リフォームの周期も長くなります。
「遮熱=熱を反射」「断熱=熱を伝えにくくする」という違いを理解し、使用目的や立地条件に合わせて選定することが重要です。
屋根には日射を強く受ける遮熱系、外壁には断熱効果も含む多機能塗料など、部位に適した塗料を使い分けることで最大限の効果が得られます。
省エネ塗料は塗布方法や下地処理によって効果に差が出るため、実績のある塗装業者に依頼することが仕上がりと効果の両立につながります。
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