2025/05/22
コラム
外壁塗装をするうえで、最も悩ましいのが「色選び」。色は家の印象を大きく左右するだけでなく、周囲との調和や経年変化、メンテナンス性にも影響します。一度塗り替えると簡単には戻せないため、失敗しないための色選びのポイントを押さえておくことが重要です。
本記事では、後悔しない外壁カラーを選ぶために知っておきたい“色の法則”と、プロがすすめる判断基準をわかりやすく解説します。
外壁カラーは住宅全体の印象を決定づける重要な要素。明るい色は開放感を、濃い色は重厚感を与え、色のトーンによって家のキャラクターが変わります。
好みの色でも、周囲の住宅街や景観と大きく異なると浮いてしまうことも。近隣の家や街並みに合わせたトーン選びが、失敗しないコツです。
明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)、色相(色味)のバランスが、見た目の印象に大きく影響します。たとえば、低明度・高彩度の赤は強烈な印象を与え、高明度・低彩度のグレーは落ち着いた印象を与えます。
小さなサンプルで見た色と、実際に家全体に塗ったときの印象は大きく異なります。面積が大きくなると、色はより明るく、鮮やかに見える傾向があります。
白や黒、原色系は経年劣化や汚れが目立ちやすいため注意が必要です。ベージュやグレーなどの中間色は、色あせや汚れが目立ちにくく、人気があります。
ベージュ、アイボリー、ブラウン、グレーなど自然になじむ色は飽きがこず、周囲との調和も取りやすい定番カラーです。
外壁の上下や一部に異なる色を取り入れることで、奥行きやアクセントを加えることができます。玄関まわりやバルコニーにポイントカラーを使うのも人気です。
外壁の色は単体で決めず、サッシや屋根、玄関ドアなど建物全体の色との相性を見ることが大切です。トータルでのカラーバランスが成功のカギになります。
最近では、実際の自宅写真を使ってカラーシミュレーションできるツールもあります。完成イメージを視覚的に確認することで、ミスマッチを防げます。
色見本帳だけで決めるのはNG。できるだけ大きな塗り板サンプルを、屋外の自然光の下で確認しましょう。時間帯や天気によって色の見え方も変わります。
自分の好みだけでなく、家族の意見や、経験豊富な塗装業者のアドバイスを取り入れることで、客観的で納得のいく色選びが可能になります。
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