2025/06/03
コラム
外壁に発生する黒ずみや緑色の汚れ。その正体はカビや藻であることが多く、放置すると美観だけでなく建物の劣化にもつながります。特に湿気の多い地域や日当たりの悪い北面では、再発を繰り返しがちです。そんなトラブルから住まいを守るのが「防カビ・防藻塗料」。清潔で美しい外観を長く保つために、最新の塗料技術を活用する方法をご紹介します。大切な住まいを菌や藻から守る第一歩を始めましょう。
カビや藻は湿気のある場所を好み、特に北面や風通しの悪い場所に発生しやすくなります。気温や湿度が高い梅雨時期に繁殖が加速するのも特徴です。
塗膜が劣化し、防水性が落ちた外壁には、雨水やホコリが留まりやすく、そこに菌や藻が繁殖します。経年劣化により防汚性能が失われることで汚染が進行します。
防カビ・防藻塗料には、微生物の繁殖を防ぐ薬剤が含まれており、塗膜表面にカビや藻が付着・繁殖しにくくなります。化学的な防御で清潔な外観をキープ。
従来の塗料よりも高耐久なタイプでは、10年以上にわたって防カビ・防藻効果が持続するものもあります。再塗装の頻度が減るため、コストパフォーマンスにも優れます。
塗装方法は一般的な塗料と同様で、特別な施工手順を必要としないため、手軽に取り入れやすいのも魅力です。外壁リフォームの際に選ばれるケースが増えています。
各塗料メーカーが実施している性能試験の有無や、JIS規格に基づいた防カビ・防藻性能の評価結果が明記されている製品を選ぶと安心です。
北側の外壁、屋根、ベランダ、基礎周りなど、特にカビや藻の発生しやすい箇所に重点的に使用するのが効果的です。用途に応じて最適な塗料を選定しましょう。
遮熱・断熱・低汚染などの機能を併せ持つハイブリッド塗料もあります。防カビだけでなく、建物の快適性や省エネ性も重視するなら多機能型を選ぶのもおすすめです。
以下の項目に1つでも該当すれば、塗装の専門業者に相談することをおすすめします:
既にカビや藻が発生している場合は、施工前に丁寧な高圧洗浄で除去することが必須です。残留したまま塗装すると再発の原因になります。
塗料だけでなく、下地材にも防カビ・防藻性能を持つ製品を使用することで、塗膜全体の耐久性と清潔性が向上します。
防カビ・防藻塗料を使用しても、環境によっては効果が薄れる場合もあります。年に1回程度の点検を行い、早期発見と対応を心がけましょう。
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