2025/06/11
コラム
外壁塗装は一度行えば「しばらく安心」と思われがちですが、10年が経過するとさまざまな変化が現れ始めます。色あせや細かなひび割れ、塗膜の劣化などは、塗装の寿命が近づいているサインです。この記事では、外壁塗装から10年後に実際どのような状態になるのか、よくある劣化の兆候や再塗装の判断基準、次に備えるためのポイントを詳しく解説します。長く家を守るために、今一度チェックしてみましょう。
紫外線や風雨にさらされ続けた塗膜は、10年ほどで色が薄れ、艶が失われてきます。これは塗料の劣化が進行している証拠で、防水性も低下している可能性があります。
外壁を手で触ったときに白い粉がつくようになったら、塗膜が分解されてきている証拠。防水性能が落ちており、外壁材そのものの劣化リスクが高まります。
経年劣化により、表面に細かいひび割れが発生することがあります。放置すると雨水が浸入し、下地や構造材に悪影響を及ぼします。
特に北面や湿気の多い箇所では、カビや藻が生えてくることがあります。これは塗膜の防汚・防カビ性能が落ちているサインで、見た目の悪化だけでなく外壁の傷みも進行します。
外壁と外壁の継ぎ目に使用されているシーリング材も10年前後でひび割れや硬化が進み、防水機能が失われてしまいます。雨漏りのリスクが高くなるため、打ち替えが必要です。
塗料のグレードにもよりますが、一般的なシリコン系塗料で約10年が再塗装の目安です。表面上の変化が少なくても、内部の防水機能は劣化している可能性があります。
色あせ・チョーキング・ひび割れなど、複数の劣化サインが同時に見られたら再塗装のタイミングです。早めの対応が費用面でもダメージ面でもメリットになります。
外観では判断が難しい場合、専門業者による現地調査や診断を受けるのがおすすめです。塗膜の状態や劣化度合いを明確にしてもらうことで、最適な時期がわかります。
10年前よりも塗料の性能は進化しています。次はフッ素系や無機系など、より耐久性の高い塗料を選ぶことで、次の塗り替えまでの期間を延ばすことができます。
施工後も5年、7年などのタイミングで点検を行えば、劣化の進行を早期に発見できます。保証期間中の点検やアフターフォロー体制もチェックしましょう。
信頼できる塗装業者を選ぶためには、実績や口コミ、施工後の様子を確認するのが効果的です。地元での対応力やアフターケアの評価も見逃せません。
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