2025/12/26
コラム
防水塗装というと「雨漏りを防ぐための工事」というイメージが強いかもしれませんが、実は“断熱性”とも密接な関係があることをご存じでしょうか。外壁や屋根の防水性能を高めることは、単に建物内部を水から守るだけでなく、熱の出入りをコントロールする役割も担っています。この記事では、防水塗装が断熱性にどう影響するのか、そのメカニズムや期待できる効果、そして注意すべき点について詳しく解説していきます。
防水塗装とは、建物の外部に水が浸入しないように塗膜で表面を保護する工事です。特に屋上・バルコニー・外壁・屋根など、雨に直接さらされる部分に施工されます。
水が建材に浸透すると、コンクリートの中性化や鉄部のサビ、木材の腐食が進行します。防水塗装は、これらの“劣化の元”をシャットアウトするバリア的存在です。
水と同様に、太陽光の熱エネルギーも外壁や屋根に影響を与えます。ここに、防水塗装の“もう一つの効果”である断熱性が関係してきます。
防水塗装によって形成される塗膜は、外部からの熱エネルギーの伝導をある程度遮断する働きがあります。特に厚みのある防水層は、熱を直接構造体に伝えにくくします。
建物に雨水が入り込むと、断熱材や構造体に熱がこもりやすくなり、結果的に“熱効率が下がる”ことがあります。つまり、防水性が保たれてこそ断熱性も維持できるのです。
最近では、防水塗装と同時に遮熱・断熱性能を備えた機能性塗料を使うことで、室内温度をさらに快適に保てるようになっています。
外からの熱が入りにくくなり、夏は涼しく、冬は暖かい環境をキープできます。冷暖房の効率も向上し、省エネにもつながります。
エアコンの稼働時間が短くなれば、年間の電気代に大きな差が出ることも。防水と断熱、ダブルの効果で経済的メリットも期待できます。
湿気を防ぐ防水塗装によって、室内に結露が起きにくくなり、カビの発生も抑えられるため、健康的な住環境づくりにも寄与します。
水と熱、両方からの劣化を防げるため、建物全体の耐久性・資産価値を守ることにもつながります。
あくまで、防水塗膜は“補助的な断熱層”であるため、大きな断熱性能を期待する場合は遮熱塗料との併用が効果的です。
防水性能・遮熱性能・断熱性能はそれぞれ独立した性能値を持ちます。どの機能が強いか、メーカーの資料や業者の説明で確認しましょう。
屋根や外壁の材質によって、使える塗料や防水方法は異なります。「万能な塗料」はないため、適材適所の提案ができる業者選びも重要です。
たとえ高機能な塗料を使っても、施工技術が伴わなければ意味がありません。下地処理・塗りムラ・乾燥時間など、施工品質も断熱効果に大きく影響します。
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