2026/01/13
コラム
屋根塗装をしたのに、雨音が気になる……そんな声をよく耳にします。実は、塗装では雨音対策が完全にはできない場合があるのです。特に金属系屋根などは、素材の特性上、雨粒の衝撃音が室内に響きやすい傾向があります。この記事では、屋根材ごとの雨音の特徴や、防音効果を高めるための具体的な対策を紹介し、快適な住環境づくりのヒントをお届けします。
屋根塗装は、あくまで外観の保護と防水性を目的としています。遮熱や断熱塗料を使っても、防音は「副次的な効果」にとどまり、本格的な防音対策とは異なります。
塗料の厚みだけでは、金属屋根に直接当たる雨の音までは吸収しきれません。特に強い雨や雹(ひょう)の際は、塗装直後でも音が響くのは避けられないケースもあります。
最も雨音が響きやすい素材。軽量で耐久性に優れる反面、薄く硬いため雨粒が当たると高い音が反響します。
金属に比べると音は響きにくいが、経年劣化するとひび割れや反りで音が目立つようになる場合も。
重く厚みがあり、雨音が内部まで響きにくいのが特徴。ただし、瓦の下の野地板や断熱材の状態により差が出ます。
粒状の表面加工が雨音をやわらげる効果あり。防音性は比較的高い素材といえます。
「塗装」では限界がある場合、遮音性能に優れた屋根材(アスファルトシングルなど)に葺き替えることで、劇的な改善が期待できます。
屋根裏にグラスウールやロックウールなどの吸音・断熱材を施工することで、音の室内侵入を軽減可能。断熱効果も同時に得られます。
屋根材の下に通気層を設けることで、雨粒の衝撃音が伝わりにくくなる。リフォーム時に検討する価値あり。
塗装においても、遮音・防振機能を持つ特殊塗料があります。ただし、施工面積・条件により効果に限界があるため、他対策と併用が理想。
防音性を考えるなら、屋根材だけでなく下地(野地板・防水シート)の健全性が重要。劣化していると、音も防水も対策効果が落ちます。
防音に詳しい業者は、「塗装だけでは難しい」ことをしっかり説明してくれます。「塗れば静かになりますよ」だけの説明なら注意。
天井材の強化や、内装での吸音処理も室内側からの補完策として有効。総合的な視点が求められます。
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