2026/02/18
コラム
家の外壁は、ただ美観を保つためのものではなく、住まいを守る大切なバリアでもあります。しかし、その外壁が受けるダメージは、立地によって大きく異なります。潮風の吹く海沿い、湿気が多く苔がつきやすい山間部、排気ガスやほこりが付着しやすい市街地――。
環境ごとの特性を理解し、それに合った塗装プランを選ぶことが、長持ちと快適さのカギになります。
海沿いでは潮風に含まれる塩分が建材を腐食させる「塩害」が問題になります。特に鉄部や金属素材はサビやすく、劣化が早まる傾向にあります。
このような環境では、耐塩性・防錆性に優れた塗料を選ぶことが不可欠です。下塗りには防錆プライマーを用い、金属部位のケレン作業も丁寧に行うことが推奨されます。
海風の影響で通常よりも劣化が早く進むため、5年以内の点検が推奨されます。早期に劣化を発見すれば、最小限の補修で済ませることが可能です。
山間部では湿度が高く、日照時間が短い傾向があるため、外壁に苔やカビが発生しやすくなります。美観だけでなく、建材へのダメージにもつながります。
防藻・防カビ成分を含む塗料を選ぶことで、こうした自然由来の劣化を防ぐことができます。透湿性の高い塗料を使用することで、内部の湿気を逃がす工夫も大切です。
塗装後も年に1回程度の外壁洗浄を行うことで、苔やカビの繁殖を抑制できます。合わせて点検を行い、小さなひび割れの早期発見にもつなげましょう。
交通量の多い地域では、排気ガスや粉じんなどの汚れが外壁に付きやすく、特に白や明るい色の外壁では目立ちやすくなります。
汚れにくさを重視するなら、親水性塗料や低汚染タイプの塗料が効果的です。雨水で自然に汚れが落ちる「セルフクリーニング効果」にも期待できます。
汚れが目立ちにくいグレー系・ベージュ系のカラーを選ぶと、見た目の清潔感を長く維持できます。市街地特有の空気汚染を考慮した設計が求められます。
どの地域でも、塗装の耐久性を高めるには下地処理の丁寧さがカギとなります。高圧洗浄やクラック補修を省くと、どんな高性能塗料も効果を発揮できません。
立地条件に応じて点検・再塗装の時期を変えることが大切です。海沿いや山間部ではやや短め(5~7年)、市街地では平均的な周期(8~10年)を目安にしましょう。
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