2023/05/22
コラム
タスペーサーとは、屋根を塗装する際に使われる器具であり先がとがっていることが一般的です。
タスペーサーは、下塗りをしたあとに挿入して上から中塗りと上塗りをするといった流れです。
タスペーサーを入れずに作業していると、塗膜が表面にできてしまったり、手間が増えてしまったりします。
タスペーサーとは、雨漏りを防ぐために従来の皮スキやカッターなどを使う縁切りの代わりに使う道具です。手間や時間を減らせることから近年タスペーサーを使うケースが増えています。
従来、手作業で塗膜を切るときに縁切りとよばれる皮スキやカッターなどを使うことが一般的です。現在では一部の担当者が縁切りを使っていますが、手間や時間がかかるためタスペーサーを使う担当者が増えています。タスペーサーを使うことによって、手間や時間を省くことが可能です。
どのようなケースでもタスペーサーが必要なわけではありません。タスペーサーがもっとも必要となるのが、スレート屋根である場合です。スレート屋根は薄いスレートを重ねていることから、屋根材の隙間が狭くなっています。
そのため、塗装をすることにより隙間を減らし水がたまりやすくなってしまうのです。
しかし、スレート屋根であっても隙間が十分にある場合はタスペーサーは不要である可能性があります。
タスペーサーには次のようなメリットがあります。
●雨漏りを防止
●コスト削減
●工事期間の短縮
タスペーサー設定の目的として、まず挙げられるのが雨漏りを防ぐことです。水が家の中に入ってしまうと木造部分が腐食して、シロアリの影響により家が劣化します。タスペーサーを設置することにより、雨漏りを防ぐことにつながるのです。
従来は、縁切りで雨漏りを防止していましたが、近年ではタスペーサーを使うことによってかかる手間や日数を減らせます。
皮抜きやカッターを使った縁切りは、塗装後に十分乾燥していないと隙間がふさがる可能性があります。
そこで、一般的に塗装をしたあとに数日以上あける場合も少なくありません。しかし、タスペーターは下塗りや中塗り、上塗りとプロセスがあり下塗りが終わったら挿入可能です。そのため、乾燥させる手間を省けることからコスト削減にもつながります。
従来の方法である屋根の縁切りは、職人2人で1日がかりでおこなうことが一般的です。
さらに、塗装をしたあとに縁切りをするため縁切りが終わるのに時間がかかってしまいます。
そこで、タスペーサーを使うことで、作業が簡単になるほかに塗装が終わるまで待つ必要がなくなります。
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