2024/06/17
コラム
防水工事をしたくても、季節や天気が気になって踏み出せない方は多いでしょう。
防水工事は四季を問わずいつでもおこなえますが、参考までに季節傾向をお伝えいたします。また、防水工事が必要な劣化サインも解説するので、季節を問わず、気になる症状があれば早めに業者に相談してください。
防水工事は季節に関わらずいつでもおこなえます。
しかし季節によって「しやすい」「しにくい」などの傾向があるのは確かです。
「しやすい」季節は業者の繁忙期に相当することが多いので、施工日時は相談しながら決めていきましょう。
春は空気が比較的カラッとしているので、施工しやすい時期です。
しかし強風(春一番など)が吹くこともあるので、そのような場合は施工を延期・中止せざるを得ません。
夏は職人にとって体力が奪われる時期でもあります。
屋上や屋根など太陽が直に照らす場所を工事する場合、熱すぎて触れないことも少なくありません。そのようなときは、職人の安全を考慮して施工を延期・中止することがあります。
秋は台風の影響でスケジュール通りに進まないことが多々あります。
しかし天候が落ち着いていると施工しやすく、職人の負担も少ないです。
冬は結露や凍結など湿気が多いため、乾燥に時間がかかりがちです。
特に「雪が降り止むことはない」というような豪雪地帯は、冬の施工を断られることがあるかもしれません。特にシート防水の場合は、寒さでシートが収縮しやすので、他の季節に比べて施工が難しいのは確かです。
ただ、絶対にできないわけではありません。冬なりの施工方法もあるので、どうしても冬のうちに施工したい場合は業者と相談しましょう。
以下のような劣化サインが出ていたら、防水工事を早めにおこなうことをおすすめします。
そのままにしていると雨漏りにつながりかねないので、防水工事に不向きな時期でも、一度業者に相談してみましょう。
・排水口がゴミなどで詰まっている
・勾配が少ない
・防水シートで勾配に不備が出ている
など気になることがあれば、早めに業者に連絡しましょう。
防水シートは経年劣化します。
防水シートが浮いたり剥がれたりしていたら、早めに補修してください。なお、シートの補修は全面改修が基本です。
コケや雑草が生えているのは、防水機能が低下しているサインです。
水はけが悪くなっているため植物が育ってしまうのです。
雑草の場合は抜いてしまいたくなりますが、雑草が防水層まで到達していると、抜くことで防水層が破断するかもしれません。ご自身で対処せず、業者に相談してください。
防水層の表面のトップコートがひび割れていると、防水層まで雨水が到達しかねません。放置すると防水層全体の劣化につながるのでご注意ください。
室内に雨漏りしていると、建材ごと交換しなければなりません。
放置していると症状が悪化する一方なので、早急に対処してください。
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