2025/07/14
コラム
明るく清潔感のある白い外壁は、多くの方が一度は憧れる人気のカラーです。しかし実際に住んでみると、「思ったより汚れが目立つ」「お手入れが大変」と感じるケースも少なくありません。色選びは家の印象だけでなく、将来的なメンテナンス負担にも大きく影響します。この記事では、白い外壁のメリット・デメリットや、後悔しないための色選びのポイントを詳しくご紹介します。
白はどんな住宅にも合いやすく、爽やかで洗練された印象を与えます。洋風・和風を問わず美しく映え、光を反射するため家全体が明るく見えるのも人気の理由です。街並みに溶け込みやすい色合いで、飽きにくいのも魅力です。
白は視覚的に膨張する性質があります。そのため建物を大きく、開放的に見せる効果があります。特に道路に面した住宅では、家全体の存在感が増し、外観の印象をぐっと引き立ててくれます。
白い外壁最大のデメリットは、汚れの目立ちやすさです。特に道路沿いでは車の排気ガスや砂埃が付着し、うっすらと黒ずむことがあります。雨だれやカビ、苔も白い面ではコントラストが強く目立ちやすいため、気にされる方には注意が必要です。
汚れが気になると、定期的な高圧洗浄や補修が必要になります。きれいな白さを保ちたい場合、他の色に比べてメンテナンスの頻度とコストがかかる点を理解しておきましょう。劣化したまま放置すると、美観が損なわれるだけでなく塗膜の耐久性も低下します。
近年は、親水性や低汚染性の塗料が増えています。雨が降ると汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を持つ塗料や、防カビ・防藻性能の高い塗料を使うと、白でも汚れにくい外壁に仕上げられます。塗料の性能をきちんと確認し、提案を受けることが大切です。
つや消しよりも、やや艶のある仕上げを選ぶことで、汚れが付きにくく落ちやすくなります。また、外壁材の凹凸が少ないフラットな面は、汚れがたまりにくい傾向があります。色だけでなく素材や表面仕上げにも注目しましょう。
立地条件により汚れやすさは大きく変わります。交通量の多い道路沿い、湿気が多い場所、隣家との距離が近い立地は汚れが付きやすいため、ややグレーやベージュがかったオフホワイトを選ぶのも一つの方法です。
小さな色サンプルは実際の仕上がりより明るく見えます。必ず外壁に貼る大きめのサンプルを用意し、天気や時間帯を変えて見比べることが大切です。日陰では色が沈んで見えることも考慮し、イメージをしっかり確認しましょう。
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