2025/08/14
コラム
外壁の色選びで意外と多いお悩みが、「汚れが目立ちにくい色にしたい」というもの。どんなにきれいに塗装しても、年月が経てば砂ぼこりや雨だれなどの汚れは避けられません。特に色によっては汚れが目立ちやすく、こまめな清掃が必要になることも。この記事では、汚れが目立ちにくく、メンテナンスの手間が少ない外壁色の選び方や、色選びのコツについて詳しく解説します。
外壁の汚れは主に黒ずみ、砂ほこり、雨だれなどです。これらの汚れはグレーやブラウン系が多いため、明るい色だと目立ちやすくなります。特に真っ白な外壁は清潔感がある反面、少しの汚れでもすぐに気になります。
明度が高い(=明るい)色は汚れとの色差が大きくなり、目立ちやすくなります。一方、暗すぎる色もチョーキング(白い粉)が目立ちやすいため、避けたいところ。中間トーンが実は汚れに強いのです。
汚れと色がなじみやすく、チョーキングも目立ちにくい万能色。スタイリッシュで現代的な印象もあり、人気があります。
砂やほこりの色になじむため、ナチュラルで汚れに強いカラー。周囲の景観にもなじみやすく、住宅街にもぴったりです。
落ち着いた雰囲気を出しつつ、雨だれや土汚れが目立ちにくい色。和風・洋風問わず使いやすいです。
くすんだオリーブやカーキは植物の緑や自然の色と調和し、カビやコケも目立ちにくくなります。
ホコリや排気ガスの汚れが目立ちにくく、さわやかな印象を与える色。モダン住宅によく合います。
どんな色を選んでも、塗料のグレードが低ければ劣化や汚れは早まります。低汚染性塗料や光触媒塗料など、防汚機能のある塗料を選ぶことで色の美しさを長持ちさせられます。
交通量の多い道路沿いや、樹木が多い住宅地では、排気ガス・落ち葉・コケなどが付きやすいです。地域の環境に合った色選びが、結果的にメンテナンス負担の軽減につながります。
白や黒など汚れが目立ちやすい色を使いたい場合は、下部だけを濃い色にするツートーン仕上げや、アクセントカラーとして使うことで汚れを目立たせにくくできます。
色見本は小さなチップではなく、大きな塗装サンプルや実際の壁面に仮塗りして確認しましょう。屋外で見ると、思っていたより明るく見える場合が多いため注意が必要です。
同じ色でも、朝・昼・夕方、晴天・曇天で印象が変わります。1日の中で何度か色を確認し、違和感がないかチェックすると安心です。
最初は美しくても、数年後に色あせたり汚れが浮いたりするケースもあります。耐候性に優れた塗料を選び、10年後も満足できる色を意識しましょう。
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