2023/03/29
コラム
一戸建てを建ててから数年が経過すると、そろそろ屋根塗装工事を検討しないといけないタイミングです。
屋根塗装工事は一体どのような流れで行われていくのか、知らない人がほとんど。
屋根塗装の流れを知っておくことで、おおよその工期や規模なども理解できます。
この記事では、屋根塗装の流れについてご紹介します。
屋根塗装を行う前段階で、いくつかの工程をこなさなければなりません。
まず安全に屋根塗装を行うには足場を組むことが必要ですし、足場を組む際には音なども出るため、挨拶周りが必要です。
そして、汚れが付着したまま塗装をすれば、塗装の効果が落ちるので高圧洗浄を行います。
また、屋根によっては釘で打ち込んでいるケースがあるので、釘打ちを行い、その周囲をコーキングします。
あとは屋根がひび割れを起こしている場合などは、ひび割れを起こしている部位すべてにコーキングを行います。
もしこれらを1つでも無視すればトラブルになりやすく、屋根塗装の効果を損ねます。
屋根塗装の効果を高めるのに1つも欠かせない工程です。
養生を行った上で、いよいよ屋根塗装に入ります。
屋根塗装では最初に「下塗り」を行います。
下塗りは、微妙なひび割れの補修につながるほか、屋根と上塗りの接着剤的な意味合いもあるのです。
品質を左右するのが下塗りなので、重要な作業の1つと言えます。
最近の一戸建ての屋根はスレート屋根が主流ですが、隙間があるため、タスペーサーを使って隙間を確保するケースも。
一方、タスペーサーを用いず、下塗りをした段階で「縁切り作業」を行うこともあります。
下塗りの次は「中塗り」で、最終的に仕上げたい屋根の色に近づけていきます。
ただ闇雲に塗ればいいのではなく、決められた量を満遍なく塗ることが重要なので、職人の技量が問われる作業です。
最後に行うのが「上塗り」で、中塗りで塗った塗料を再度塗ることで、完成です。
手間こそかかりますが、しっかりとした仕上がりのためには1つも欠かせません。
見た目には劣化しているとは思えない屋根も、実際に近づいてみると結構劣化していることがわかります。
スレート屋根のひび割れなど近づかないとわからず、場合によっては屋根材の交換も起こり得ます。
そのため、ネット上でおおよその予算の幅が示されても、実際に点検するとかなりかかることもあるのです。
これは決して業者がお客さんの足元を見ているわけではなく、ひび割れの多さなどを踏まえたからです。
徹底的な点検を行ってもらうことで、屋根の状況を確認することはとても大事であり、かなり勉強にもなります。
そして、複数の業者に徹底的な点検をしてもらった上で相見積もりを行うことで、納得した形で工事を委ねられるようになるでしょう。
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