2023/02/01
コラム
工事費用の安さや耐水性など、様々なメリットがある外壁のサイディング。
工場で生産されるため、職人の力量が問われにくく仕上がりに差が生じにくいので、多くの一戸建てで用いられています。
しかし、サイディングも常に天候の影響を受け、紫外線を浴びるなど、劣化はするものです。
そんなサイディングに行う外壁塗装としてどんなものが適しているのかをご紹介します。
そもそもサイディングは金属系サイディングや木質系サイディングなど、材質の種類が複数あります。
材質が違えば、耐久年数も異なるほか、生じやすい劣化の症状も当然異なるものです。
外壁サイディング塗装において、どんな症状が出ているかを注意して確認しないといけません。
チョーキング現象と呼ばれる、サイディングを手で触った際に手が白くなる状態だと外壁塗装のサインになります。
またコケやカビなどが生じている場合、湿気の影響を受けやすい環境にあるため、その影響を最小限に食い止める対策が必要です。
金属系の場合にはサビの問題も生じるため、サビを防ぐ外壁塗装も必要となります。
このように、どの材質のサイディングを用いているかで外壁サイディング塗装で用いるべき塗料は変わるのです。
外壁サイディング塗装において、値段だけを考慮するのであればアクリル塗料が安く抑えられます。
しかし、安く抑えられる分、耐用年数が短く、場合によっては5年に満たないこともあります。
もちろん耐用年数の長い塗料もたくさんありますが、それだけ値段に直結しがちです。
手ごろな値段で、できるだけ耐用年数の長い塗料を選びたい、そんな方におすすめなのがシリコン塗料です。
シリコン塗料はアクリル塗料より多少値段はかかるものの、耐用年数が10年以上のものも珍しくありません。
加えて、シリコン塗料の種類は多く、風などにも強いとされ、まさに費用対効果の高い塗料と言えます。
もう少しお金をかけたい方はフッ素塗料や光触媒塗料、無機塗料などがありますが、シリコン塗料でも十分事足ります。
シリコン塗料などジャンル分けされた塗料が色々ある中で、商品ごとに違いが当然のようにあります。
セラミックを入れることでシリコン特有の特性とセラミックの効果が合わさって、よりよい塗料になっているものもあります。
またツヤがある状態を長く保たせるように仕上げたものもあり、同じシリコン塗料でもメーカーによって大きく異なります。
もちろん、特性がいくつもある塗料はそれだけ値段に直結します。
あとは、何を重視するかで選ぶべき塗料を変えていくことがおすすめです。
湿気が多い地域なので湿気対策を行いたい、砂埃が多いので砂埃の対策をしたいなど、何を重視するかで選ぶべき塗料も変わります。
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