2023/03/30
コラム
定期的に行わないといけない屋根や外壁の塗装。
この前塗装をしたばかりなのにもう塗り替えないといけないのか?と不思議に思う方もいるでしょう。
この塗り替え時期は塗料の耐用年数だけで決まるわけではありません。
どんな時に塗り替えをしなければならないのか、塗り替え時期のタイミングをまとめました。
屋根やベランダの塗り替えを行う際、重要になるのは塗料の耐用年数です。
外壁、屋根、ベランダは基本的に風雨に晒されているので、大切に守ろうにも限度があります。
塗料の耐用年数は一般的な環境においてどれくらい持つかが目安になります。
ですので、一般的なご家庭であれば、想定された耐用年数で塗り替えの検討を行うのが自然です。
アクリル塗料であれば環境次第で数年で劣化することもあります。
耐久力の高い塗料であれば10年以上経過しても劣化しにくいので、こまめに塗り替えを行う必要はありません。
もちろん、海の近くなど環境が厳しい場所だと話は別ですが、ごく普通の住宅地であれば、塗料の耐用年数で検討することをおすすめします。
耐用年数の幅は数年ぐらいあるので、5年から10年の耐用年数の幅ならあと数年は持つなんて、判断もあり得ます。
そこで、こんな症状が見られたら早い段階に検討の準備をした方がいいという症状をご紹介します。
まずは色あせです。色あせは外壁の色合いが褪せていく状態を指します。
この色あせと同じタイミングで起きるのがチョーキングです。
チョーキングは外壁の表面部分の塗膜が粉状になったもので、色あせとチョーキングがセットで見られた場合は塗り替えの検討をし始めていいでしょう。
また汚れが目立ち始めたり、太陽が当たらないと苔などが外壁についているケースがあります。
苔がつくケースは外壁の表面が濡れているなど、水分を含んでいるケースが想定されます。
この場合は見た目にも良くないので、早めの塗り替えをおすすめします。
他にはひび割れやシーリングの劣化などが見られたら、そこから雨水が入る危険性が考えられます。
ちょっとした補修で事足りるケースもありますが、詳しいことは業者に委ね、DIY感覚で行うのは避けましょう。
新築物件を建てた場合、塗り替えのタイミングとして一般的なのは築10年のタイミングです。
これは外壁材が新品の状態で用いられるので、外壁材の耐用年数が塗り替えのタイミングになりやすいからです。
外壁材によっては5年で耐用年数が終わることもあれば、10年持つこともあります。
毎日のように劣化の確認をするのも面倒であり、ストレスになるので10年を目安に考えるのも1つの手です。
もちろん、先ほどご紹介した色褪せなどがあれば、少し早めに行うのもいいでしょう。
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